その悩み身体で解決致します。【usss】

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「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」



扉を開けると目の前に小さな女の人が立っていた。






「こんにちわ…」



「お入りください」




前の彼女とは似ても似つかないが、それ以上に可愛かった。



「こちら、この館の掟となっております。お飲み物、何にされますか？」



まだこの建物が何かわからないまま、ただ目の前の彼女に従った。


「アイスコーヒー…で」


「かしこまりました」





「おきて…」

一番驚いたのは其の参。
飲み物、行為込みで無料っていうことだろ…


なんで…？




「何か質問がありますか？？」


机の上にアイスコーヒーを置いたあと、向かい側に座った彼女はそう聞いてきた。



「いくつか…」


「どうぞ」


目の前の彼女はニコニコと俺の目を見ながら黙って話し出すのを待っていた。




「ここはなんですか？」


「悩みを身体で解決するカウンセリングというところでしょうか…？？」



「タダなのはなんでですか」



「お悩みを相談しに来てくださった方にお金ではなく、身体で支払ってもらっているからです」



「俺…17歳なんですけど…」



「年齢なんて関係ありませんよ」



「あなたは何歳ですか」



「其の伍、個人的な質問答えかねます」




たくさんの質問に答えてくれた彼女はまだニコニコしていた。






「そのお悩み、お聞きします」



悩みがあると言ったわけではないけれど、この人に俺の心の中を読まれているようで嘘をついてもきっとバレるだろうと思い口を開いた。









「俺…さっき彼女に振られたんです」

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