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「俺、抱き枕ないと寝れないんだけど、このまま寝ていい？」
『明日の朝、私死んじゃってるかも』
そんな息できないほど締めないよ、とははっと笑う優太くん。
そうじゃなくて、ドキドキしすぎて心臓止まるかもって意味なんだけど。
早くなる鼓動もだんだんと落ち着いてきて
優太くんの腕の中は安心して自然と瞼が重くなってきた。
「A、」
『…ん？』
頭上の優太くんに顔を上げて返事をすると
その瞬間に、ちゅ、と音を立ててキスをされた。
「Aは隙だらけだな〜」
『だって…！……不意打ち禁止』
「じゃあ、不意打ちじゃなければいいの？」
優太くんは、悪巧みをするような男の子の顔でじっと私を見る。
キュッと閉じられた唇が緩んで、口角が上がった。
「A、キス、してい？」
『…なんか、…そう言われると…』
「え〜、言ってもダメなの？」
優太くんの言葉にドキドキして俯くと、大きな手が私の頬に触れる。
そのまま優太くんの唇が、私の唇に触れた。
長めのキスで少し戸惑っていると
優太くんが急にぐるんと頭を起こしたと思えば
私の顔の両側に腕をつけて覆い被さるようにして、再び唇を重ねられる。
だんだん激しくなると、息が続かなくなって少し口を開いて酸素を求めた。
その隙に優太くんの舌が一瞬にして私の口内に侵入してくる。
『んっ……はっ、………んん…』
力の入らない腕で精一杯に優太くんの胸を押すと、意外にも簡単に唇は離れた。
「ちょ、可愛すぎる……やっばい、ムラムラしてきた」
『…っ！』
優太くんの言葉に何も返せずに黙っていると
今度は触れるか触れないかくらいの優しいキスを落とされる。
離れた瞬間にコロンと元通りになる優太くん。
もう一度私を引き寄せて抱き締めてくれた。
「A、おやすみ」
『お、やすみ…』
戸惑う私を、ふふっと笑って、優太くんの手が私の髪を撫でる。
ドキドキと鳴る鼓動をごまかすように
優太くんの胸に顔を埋めて瞼を閉じた。
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hinata(プロフ) - すかいさん» お読みいただきありがとうございます！岸くんのお世話係ですのほうでもコメントくださって、とても感激しております…！ 更新は停滞しておりますが、他作品でも機会があればよろしくお願いいたします！ (2020年3月14日 11時) (
レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
すかい - コメント失礼します！とても素敵な作品で、読んでいた幸せな気持ちになりました。ありがとうございました^ - ^ (2020年3月14日 2時) (レス) id: c9cd880fe4 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ぷーちゃんさん» はじめまして！うわぁありがとうございますっ！！読んでいただいてる人が情景を浮かべられるように書くのを心がけていたので、そう言っていただけると嬉しいです(T^T)最後までありがとうございました！！ (2019年8月25日 2時) (レス) id: 3e3d9afca9 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーちゃん(プロフ) - 初めまして、岸くんも廉くんもかっこよすぎて平野担なのに恋しそうでした‥笑 とても読みやすく背景が想像出来るような内容でとても楽しかったです！！ (2019年8月21日 18時) (レス) id: f5805a4cc2 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます(T^T) 私の作品が好きだと言っていただけることが何より嬉しいです！！新作ができた時には、またぜひよろしくお願いします！！ (2019年8月11日 0時) (レス) id: e06037eac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年4月22日 17時
