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「俺、たまに勘違いしそうになる。…Aが俺のこと見る目とか、抱き締めたときの行動とか」
確かに抱き締められて嫌だって思わないし
付き合ってもないのに手とか繋いでても抵抗はしない
だけど、それが“好き”ということなのか自分ではわからなくて。
他の人にされたら、どう思うんだろう。
実際、廉くんと手を繋いでたときも、抵抗なんてできなかった。
そんなの、私がたらしなんじゃないのか
そんなこと、普通に受け入れている私は、どんな軽い女なんだろう
考えるほどモヤモヤしてきて、自己嫌悪に陥る。
「ごめん、困らせたいわけじゃなくてさ。……なんていうのかな、Aは優しいから、俺にされるがままなのかもしれないけど…けどやっぱ、期待しちゃうっていうか」
『……ごめん、わかんなくて、』
絞り出した声が優太くんの腕の中で落ちる。
聞こえたか不安になったけど、いいよ、って優しい声で答えてくれた。
「その代わりアタックし続けるから、覚悟してよ？」
ポンと後頭部に手が乗せられて、優太くんの顔が目に映る。
くしゃっと笑う優太くんは、行こ、とまた私の手を取って歩き出した。
「早速なんだけど、……来週あたり、会えたり、します？」
自由なほうの手で頭をポリポリ掻きながらチラッと私を窺っている。
小動物のような可愛らしさに、胸がキュンと鳴った。
『…会えます』
そう言えば、いつもの笑顔で、繋がれている手をブンブンと振る。
あまりの勢いに体ごと持ってかれそうになってよろけると
あっごめん！！なんて焦ったように顔を歪ませたのが可笑しくて笑ってしまった。
「いや、嬉しくて。あ、Aの地元ってどこなの？」
『今住んでるところから離れてないよ。なんで？』
「卒アル置いてあるのって実家でしょ？」
『そうだけど、』
「じゃ、来週は卒業アルバム鑑賞会ってことで！俺んち集合ね！」
クリスマスにご飯を食べていたときに、見せて、なんて言われてたんだっけ。
なんとなく、昔の自分を見せるのは抵抗あるけど
すでに楽しみ！なんて話が確定してしまってる上に、優太くんの学生時代も気になるから、あとで実家から取ってこよう、と思った。
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hinata(プロフ) - Ｓさん» いつもありがとうございます！続編でも可愛い岸くん目指して頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2019年4月23日 0時) (
レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - まいやんさん» ありがとうございます！うわ〜そんなこと言っていただけるなんて！！感無量です(T-T)続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みきさん» ありがとうございます！！続編希望嬉しい！今後もよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！読み返していただけていたなんて、それは本当に嬉しすぎます！！続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます！続編でもキュンキュンしていただけるよう岸くんに頑張ってもらいます！！笑 (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年4月11日 11時
