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「今日もつけてるの？」
『昨日の夜、使ったけど、もうね、ずっと良い匂い』
「まじ？」
急に立ち止まった優太くんに、ツンと繋がれた手で引っ張られて
優太くんの空いてるほうの手が私の髪をすくった。
優太くんの鼻が私の髪に当たって、それに伴うように優太くんとの距離も近くなる。
ドキドキしながらも、なんだか色っぽく見える優太くんの動作に目が奪われてしまっていた。
「ん、良い匂い」
髪に向けられていた瞳が私に移動して絡み合う。
鼓動は早いままだけど、その目から離れることはできなくて
ずっと重なっていた熱い視線は、優太くんが先に逸らした。
それと同時に、絡んだ指がすっと離れたかと思うと
私の体は簡単に優太くんの腕の中に収まっていた。
我に返るように見つめ合っていたことを思い出すと
急に恥ずかしくなって穴があったら入りたい思いで
優太くんの首もとに顔を埋める。
「……っ！……ね、それ、誰にでもやってるわけじゃないよね？」
『……それ…？』
見上げると綺麗な大きい手で顔の半分を覆う優太くん。
手から覗く表情は戸惑うようで、暗くてよくわからないけど少し赤く見える。
「……いや、無意識なら…いいんだけど。…いや、よくないけど」
ぶつぶつと独り言のように喋る優太くんからは何も読み取れない。
窺うように優太くんを見てた私を、優太くんの手で後頭部から抑えられて
もう一度優太くんの首もとに埋まった。
「廉くんとかに……ぎゅーとか、ちゅーとか…されてないよね？」
『えっ？』
「え！？されたの？？」
『いやっ！さっされてない…』
「なんだ、びっくりした…。じゃあさ、俺にこういうことされて……どう思う？」
『どう…って、』
耳元で囁かれるのと、鼻をかすめる優太くんの匂いで、心臓が止まるんじゃないかって思う。
『……緊張、する』
「緊張か。う〜ん……それだけ？」
『……だって、……死にそうなくらいドキドキする』
「……でも、嫌って思わないんでしょ？」
嘘はつけなくて、こくりと頷く。
そうすると、は〜っと溜息をつくから、耳がくすぐったくてぴくっと肩が上がる。
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hinata(プロフ) - Ｓさん» いつもありがとうございます！続編でも可愛い岸くん目指して頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2019年4月23日 0時) (
レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - まいやんさん» ありがとうございます！うわ〜そんなこと言っていただけるなんて！！感無量です(T-T)続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みきさん» ありがとうございます！！続編希望嬉しい！今後もよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！読み返していただけていたなんて、それは本当に嬉しすぎます！！続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます！続編でもキュンキュンしていただけるよう岸くんに頑張ってもらいます！！笑 (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年4月11日 11時
