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「Aさ〜ん、ちょっと式のことで相談したいんですけど」
『玄樹くん、なに？』
小さな会議室を使い、タイムスケジュールがうまく回せないという玄樹くんの相談に乗る。
『これを〜…こっちに持って来ちゃうとか』
「あ！それいいですね！そしたら上手く組めます！」
キラキラな笑顔の玄樹くんは、ありがとうございます、と座ったまま
頭をテーブルにつくくらい丁寧にお礼をしてくれる。
「あの、Aさん。ひとつ聞いてもいいですか？」
『ん？なに？』
「…廉と岸くん、まだ迷ってます？」
玄樹くんの口から出た名前に、ドキッと心臓が跳ねる。
まさか、玄樹くんから言われると思ってなかったから
あまりの私の戸惑いっぷりに玄樹くんは、フフッと笑った。
「岸くんのことは昔から知ってるし、本当に優しくて好きですけど、……俺ね、廉とAさん、上手くいけばいいな〜って、ずっと思ってたんで」
『…うん？』
「お似合いだし、廉はめちゃくちゃ良いヤツだし。Aさんのこと本当に好きだし」
玄樹くんと廉くんが仲良いことは知っていたけど
玄樹くんの優しい表情で、信頼関係は厚いんだなってことがわかる。
「ぽっと出の岸くんにAさん取られたら、たまったもんじゃないです笑」
『ぽっと出って笑』
「…もちろん、廉とくっついてほしいですけど、…でも、それはAさんが決めることだから。……だから、悩んでる今のうちに、廉のこと、いっぱい見てあげてください」
『うん、ちゃんと考える』
玄樹くんはニコッと笑って、手を振りながら、会議室を出て行った。
私が決めようとしているのは、誰かを傷つけてしまうことだから。
だからこそ、真剣に考えて答えを出さなきゃいけない。
だけど、
どちらの笑顔も失いたくない、なんて
心のどこかでは思ってしまうんだ。
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hinata(プロフ) - みずきさん» 岸くんらしさを意識して書いていたので、そう言っていただけると、とっても嬉しい(>_<)！ありがとうございます！！ (2019年4月14日 0時) (
レス) id: e7607b97b4 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 岸くんが岸くんすぎて！！！好きです (2019年4月13日 23時) (レス) id: 8a2a6974ea (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - Ｓさん» 私ももう少し続けたいなと思ってます！大好きなんて嬉しすぎます！！ありがとうございますっ(T-T) (2019年4月11日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ(プロフ) - もうちょっとで終わってしまいますか？（；＿；）このお話大好きなので寂しいです、、、。廉くんにも岸くんにも頑張って欲しいです。 (2019年4月10日 17時) (レス) id: 123949a422 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ひかるさん» やっぱり(> <)！イケメンにそれやられたらやばいです！笑 (2019年4月10日 17時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年3月29日 20時
