恋の風は歌声とともに ② (ページ26)

今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:8,806 hit

66.盛り上げ過ぎページ26

・

あれから1週間後

大野先生は第2巻を発売し、店頭に並ぶと同時に売れ始める

さすがだ

あたしはあたしで大野先生から特別にサイン入りのを頂いた

仕事をせず、漫画に没頭する

やっぱり、一気に読みたい

・

「…ｸﾞｽﾞｯ、」

忠「佐橋？どしたん？」

「…ｳ、ｳｰｯ、これ、話盛り上げ過ぎ～」

忠「本当のこと描いたら佐橋の話ってバレるやろ。多少盛り上げた方が読者も面白みが生まれるってことや」

「にしても、大倉さんも読んでみて下さい」

忠「んなことより、仕事しろ」

・

本当は大野先生だけでも手一杯なんだけど

もう1人ぐらい担当してもいいかなーって思ってる

ホームページ上で新人漫画家オーディションの応募は出してるんだけど

なかなか心に来るような作品がないんだよなー

・

「ん？オレンジ丸？」

話の内容はかなり変わってるけど

これは面白いし、案外イケるかも

とりあえず、メールで直接会えるか聞いてみよう

・

TO.オレンジ丸

ホンマですか？早速今からお伺いしてもよろしいですか？

メールの返事早っ

お待ちしています、と返事した

・

「ちょっと、下に行ってきます」

忠「はーい」