秘密の恋は秘密のままで (ページ34)

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＊34. ページ34

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「仁科先生の原稿です」

雅「ご苦労様。じゃあ、校閲部行こっか」

「こ、こうえつぶ…あー、校閲か！原稿に間違いがないか確認取る作業のことですね！」

雅「そう。校閲部は地下一階ね」

「地下にあるんですか？」

雅「ずっと地下でやってるみたい」

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初めて地下一階に来た

こんな所に校閲部があるなんてビックリ

雅「潤くん！」

潤「おー、相葉くん。同じ会社にいるのに全然会わないから変な感じ」

雅「だよね。あ、つい最近入った新人。佐橋Aちゃん。佐橋ちゃん、こっちは校閲部部長の松本潤」

「初めまして、佐橋です」

潤「初めまして。松本です。よろしく」

「あ、よろしくお願いします」

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松本潤って人、なかなかのイケメン

でも、あたしが好きなイケメン部類に入らない

「あ、この原稿の校閲お願いします」

潤「…これ、仁科先生の新作じゃん！」

雅「よろしく頼んだよ」

潤「了解」

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編集部に戻るまでのエレベーター内

静かな時間が流れる

雅「俺と付き合うこと考えてくれた？」

「普通に恋愛できるのは相葉さんだけど、あたしが好きなのは翔くんなので」

雅「普通の恋愛しようよ」

「したいけど、秘密の恋の方が萌えるんで」