秘密の恋は秘密のままで (ページ3)

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＊03. ページ3

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信「編集長の村上です。大まかに言うけど、こっちミステリー、そっち文学、どっちがいい？」

「…ミステリーがいいです！」

翔「えー、本全般好きって言ってなかったー？俺に選択権ないのかよ」

「あ、ごめん。本全般好きだけど、中でもミステリー小説が好きで…つい」

翔「わかったよ。じゃあ俺文学で」

信「…お前ら知り合いか。まぁ、仲良くやってくれればええ。佐橋、席はここな」

「はいっ」

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村上編集長は大阪の人なのか訛ってて

どこか面白そうで優しそうな感じ

雅「おはようございまーす！ん？どちら様？」

「あ、今日からお世話になります新人の佐橋です」

雅「あー、新人さん！俺相葉雅紀。よろしく。村上編集長ー、仁科先生が担当変えろって言ってきたんですけど、どうすりゃいいですかー？」

信「またか。あ、佐橋、仁科先生の担当編集者になってみるか？」

・

「仁科先生って、あの表舞台に立たずに賞も滅多に取らない人気のミステリー作家ですよね。あたし、仁科先生の本大好きなんです」

雅「そーなの？」

信「適任や。じゃあ、お願いできるか？」

「はい！やりたいです！」

雅「じゃあ、まだ新人だからフォローするよ。とりあえず、仁科先生のとこ行こっか」

「はいっ」