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すっかりテーブルの上も片付いて、残ったものといえば食後のアイスティーとコーヒーの2つ。因みにアイスティーが私。
混ざらないシロップをストローでかき混ぜながら、ここ最近積もりに積もった疑問を投げかけた。
｢めいちゃんって、歌い手のめいちゃん？｣
返事もない。物音もしない。
…いや、怖いよね？元から知ってたの、ってなるもんね？質問した後に後悔が押し寄せてきた。
グラスから恐る恐る、目の前に座る人物を伺いみる。
｢ッゲホ、｣
｢大丈夫！？｣
めちゃくちゃ静かにむせていた。下を向いて、できるだけ視線を集めないように謎の頑張りを発揮するめいちゃんを見て、せめて言うタイミング考えてあげればよかったな…なんて呑気に考える。
｢えっと、それはいつから…？｣
しばらく咳き込み続けてやっと落ち着いた様子だけど、今も一定の感覚で胸を叩き続けている。
というか、その感じだとやっぱりそうなんだね？
｢出会ったときは知らなかったよ？歌い手っていう職業も。｣
｢そ、そっかあ。｣
そこからの経緯を本人の目の前で説明していく。
最初のお出かけで寄ったCDショップで、一目惚れしたアルバムを買ったこと。その楽曲を演奏してみたくて聞き込んだこと。
｢それで、その後弾いてみたを投稿したんだけど、｣
｢えっ？Aも活動者なの？｣
｢あ、言ってなかったっけ。｣
｢聞いてない！｣
そういえばベースが好きだってことも言ってない気がする。気恥ずかしいしわざわざそういう話しないからなあ。
｢そうなの。一応(名無し)って名前でヴィクター弾かせて貰いました。｣
｢え゛ー！？まぁじぃ！？待って好きなんだけど！｣
ほら、相互じゃん！と興奮気味の声とともに突き出されたスマホ画面には、しっかりと私のアカウントが載っていて、しっかりとフォロー中表示になっていた。
｢ライブ前とかめーっちゃ聞いた…すっごい元気もらったし！｣
｢なんか恥ず…。｣
惚れ込んだ声の主が目の前にいて、しかも目の前で自分のカバー演奏を褒められている。なにこの空間。
｢私もHumor買ったし！ライブ映像付きのやつ。｣
｢マジでか…今度から言ってよ、送るから。｣
｢いや、ちゃんと買うよ。好きな人には還元したいもん。｣
｢ユーザーの鑑じゃん。ありがたいけどさぁ〜。｣
そんなんいいから早く新作投稿してよ、というお言葉は耳タコなので聞こえないふりをしておいた。
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哀(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» コメントとお祝いの言葉ありがとうございます！お褒めの言葉もとても嬉しいです…！番外編の方もがんばりますので、ぜひよろしくお願いします！ (2022年8月27日 10時) (
レス) id: e8b342a20d (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます！素敵なお話にドキドキワクワクしまくりました！ぜひまた🐏ちゃんの小説をお願いします！！！Twitterもこれからも楽しく拝見させていただきます！本当にお疲れ様でした！！！ (2022年8月26日 19時) (レス) id: 3c19ec381c (このIDを非表示/違反報告)
哀(プロフ) - 涼風さん» コメントありがとうございます！あれって地域差によるものだったんですね…笑これからも自分のペースで頑張ります！ (2022年8月11日 18時) (レス) @page30 id: e8b342a20d (このIDを非表示/違反報告)
涼風(プロフ) - ゴミステーションでもしや住んでる地域一緒なのでは…！？と思ってしまいました笑笑内容もとても面白いので、これからも更新楽しみにしています！！！！無理なく頑張ってください😚♡ (2022年8月11日 0時) (レス) @page28 id: d41656e1e9 (このIDを非表示/違反報告)
哀(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» コメントありがとうございます！少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。更新も自分ペースでボチボチ頑張ります！ (2022年8月7日 20時) (レス) @page23 id: e8b342a20d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀 | 作成日時：2022年7月23日 10時
