【真選組】おねーちゃん。 (ページ16)

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花弁十五枚ページ16

土方side

「ったくあの野郎…また俺に仕事押し付けやがって…！次の非番無くしてやろうか、、
いや、そしたらどっちみち俺のとこにバズーカーがくるだけか」

はあ…重い息を吐いた。

今日はあの見廻組の野郎が来たせいか尚更疲れた。
今日は仕事が終わって早々に寝ようと思っていたのに。
気付いたら総悟の分の書類が全て俺の机の上に乗っていた。

……はぁ……アイツも早く結婚でもなんでもしてくれりゃ、俺も落ち着くんだがな。
チャイナ娘でも見廻組の今井でもなんでもいい、コイツを貰ってくれ。

２時過ぎ、仕事も落ち着き
今日１日の記録の書かれた書類に軽く目を通した。

その中に今日預かった今井A というガキの名前がある。

容姿は今井に似ている、ただ愛嬌があって子供らしい。

だが近藤さんのいうように、どこか子供ながらに無理をしている気がする。

どうにかしてやりてェ、そう思わないわけではないが
見廻組のとこのガキだ。あそこにはあそこなりの訳があるのだろう。

ふっ…とタバコを吐いた後、灰皿へ押し付け
ごろりと寝転がった。

布団を引くのも面倒くさい、もう眠たい。

歪む視界に抵抗する理由もなくなり、自然と目を閉じた時

「うわああああああんんんっ！！！」

ガキの泣き声があたりに響いた。

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