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50話 ページ3

自然と言葉が出てきた。

そうなんだ。

もう後戻りは出来ないぐらいに俺はこの子が大好きだ、愛してる。

血は繋がってなくてもいいよ。
それでも家族だから。

家族に秘密ごとなんて、止めた方がいいに決まってる。
だから、傷つくかも知れないけれど・・・
君には真実を言っとこうと思うんだ。

そこまで、考えた時俺は胸の中にある愛おしいという気持ちが家族愛で無く、一人の女性に対する者だと気づいてしまった。

「大好きだよ。愛してるよ。だから、目を覚ましてよ・・・」

俺は彼女に覆い被さって泣いた。







しばらくして、布団の中の手がぴくりと動いた。俺は顔を上げて、彼女を見つめた。

ゆっくりと目が開く。

彼女の口が何か言いたそうに開く。

「・・・・・・・・・じ・・・・・・ん。」

でも出てくるのはかすれた空気の音だけで。

「・・・・・・う・・・に・・・」

それでもなお喋ろうとするAちゃんに思わずお願いしてしまう。

「桜ちゃん無理して喋らないで!」

俺の双眼から涙があふれ出す。
俺は嬉しさと安心のあまり彼女に覆い被さって泣いてしまった。

でも、これからまだ彼女につたなければならない事がある。
俺は泣きながら必死に喋った。

「あのさ。桜ちゃん。俺さ・・・桜ちゃんに伝えなければならない事が有るんだよね。」

「・・・。」

「でも話したく無い。話したらまたどっかに行っちゃいそうだから!どうすれば良いんだろうね。」

俺は、狡い男だな。こんな風にこの子を困らせるような物言いしか出来ない。

続きを言おうとしたとき、彼女の手が俺の頭をなで始めた。彼女は紙とペンを取ると『知ってたよ戸籍の事でしょ?』と書いて俺に見せた。

「な・・・んで?」

『私も戸籍表貰いに行った。』

「そっか・・・知ってたんだ・・・」

『私って狡いよね。血のつながりが無いのに、あの家に住み続けて・・・
皆を欺いて。でもね。拒絶してたけど本当は一緒にいたかった。ごめんね。』


信じられなかった。そんな風に思ってくれてたなんて。

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れな - 最初から全部一気に見ました!有名声優ばっかりで俺得でした!姪と自分の立場が似ていて涙が…(T△T) 声優のキャラがしっかり出ていてすごかったです。 (2016年1月16日 15時) (レス) id: eb5b89e21d (このIDを非表示/違反報告)
M猫ちゃんにハマってます - 最初名前いれたら良平が良平を愛すみたいになっちゃってさ話しがゴチャゴチャしたんだw更新楽しみにしています、頑張って! ごめん長くなったー (2016年1月16日 0時) (レス) id: a2483a1e48 (このIDを非表示/違反報告)
M猫ちゃんにハマってます - ども、この作品をずっと最初から見てきた者です。いやぁ面白いね!なんか良平一番先輩みたいだけどwでもこういう感じの小説は好きだよ。個人的に共感できっとことかあるし俺も泣いちゃった!w (2016年1月16日 0時) (レス) id: a2483a1e48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年4月20日 22時

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