恩人と同じ髪色 ページ11
バスローブを大きく開かれぎょっとするA。
『変態！！ 何すんのよ！？』
「手当てだ馬鹿」
あ、ああ、と胸元を隠して左腕を見せる。
「銃創で消毒だけかよ」
『縫うほどじゃなかった』
「これ縫うだろ」
『さっき開いちゃった』
７Ｇになった時、ローは手を動かす事すら出来なかった。
だがAは操縦幹を握り、全身の力でそれを動かしていた。
「応急処置しかできねェ、器具がねェ」
『ラッキー！』
「…A、俺はもう戻れなくても仕方ないと思っている」
『え…』
「その不思議な現象だっていつも起こる訳じゃねェだろ？」
『そうだけど…！ ローが諦めたら本当に戻れなくなる気がするからやめて！』
ローは黙って傷の手当をしガーゼを包帯で少しきつめに巻いていく。
それが終わるとAをそっと抱きしめる。
「それに俺はお前に惚れた」
『ちょっと、何言って…！』
「無鉄砲な所、人の為に一生懸命な所、俺の恩人にそっくりな髪の色」
『こんな髪の色なら幾らでも…』
傷のせいもあるが突然の告白にAの体が熱くなる。
「俺が元の世界に戻ればAはこの世界であの飛行機と心中」
『ちゃんと脱出する！』
「戻れるなら一緒に俺の世界に来てほしい、自分の目で見たくないか？」
『勿論見たい、けど…』
「海賊は嫌か」
『捕まえるの専門だからね、捕まるのは嫌だよ』
「じゃあ何故今、俺から逃げない？」
ローを見た時からAは何かが心に芽生えていた。
祖父から聞いた違う世界の人間。
そしてＣＩＡには居ない男の強さを持つロー。
興味と好奇心はローと話すにつれ恋へと変わっていた。
少しでも祖父に近づきたくて恋愛より仕事に夢中だった。
出世する毎に同期との距離が開き、余計に恋愛しずらくなっていた。
『久しぶりだから…こんな風に抱きしれられんの…』
「勿体ねェな」
『女は男の半分しか評価されない、実力をつけてもいずれ結婚するだろってね』
じゃあ、と言ってローはAへキスをする。
「キスも久しぶりか」
『ちょっと！』
ローの目は笑っていなくてAはどきりとする。
そのまま正面からキスを受けるA。
雪崩込むローの体を押し返せなかった。
バスローブの紐はするりと解かれダイレクトに触れるローにされるがまま。
Aと囁かれれば脳のキャパシティがローで埋め尽くされる。
もしかしたら明日には居ないかもしれないロー。
Aはローに着いて行きたいと思った。
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ゆーじ - りあさん» りあ様完結まで見てくれてありがとうだよー！トリップあまり見ない同士だったのに何とかなったかな！？四皇白ひげ海賊団書いてうわ、強いと確信したよ…！自分のスタイルだとその後は「想像して」貰う形になっちゃうけど、ローは夢主ちゃんに気がつくよ！！絶対！！ (2017年3月8日 21時) (
レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
りあ - 今読み終えました、完結おめでとうございます！さすがは四皇、みんながみんな男って感じでした。いつか、もしかしたらローさんと夢主ちゃんが再会できるという明るい未来を勝手に心描いて…笑。コンタクト頑張ってください♪ (2017年3月8日 14時) (レス) id: 33f147918f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - 咲良さん» 咲良様様様完結コメントまでありがとー！やりきったよー！ロー…船長としての責任を遵守してもらいました…！！シャチ頑張った！四皇には敵わない！！これぞ四皇という迫力、短い文章で伝わったら嬉しいな！読んでくれてありがとうだよー！お疲れ様でした！やっほーい！ (2017年3月7日 15時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
咲良 - 完結おめでとうございます。ローが切なかった（泣）エースも白ひげもやはり男前ですね。あっ、シャチ忘れてた（笑）結末がどうなるのか予想出来ず、完結まで楽しく読ませて頂きました！ (2017年3月7日 14時) (レス) id: c310aad99e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - りあさん» りあ様ナイスタイミング！今移動中で1本校正終えた所だよ！白ひげ海賊団イイよねー！しかも書きやすい！！白ひげ海賊団夢小説は先輩方にお任せして自分喜んで見てるよー！シャチ頑張った！！エースも！！白ひげも！！りあ様も！？それはマズイ！！あわわわわ！！ (2017年3月6日 17時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年2月21日 18時
