Ｄ&Ｄでの再会 ページ10
「まあ、テーブルを皆と囲んでいればいい。 食べたい物があるかも知れないだろ」
『はい』
可能性は薄いがこれも慣れだ。
「行くか。 ２３時になったら寝ろ寝ろ妖怪が出るしな」
『わー、ロシーに言いつけなくっちゃ』
２３時になるとコラさんはAを必ず寝かそうと煩くなる。
ローが手を差し出せばすっとAはもう条件反射で手を握り返してくる。
“ Ｄ ＆ Ｄ ” はローの取った宿から２０分程の距離にあった。
「遅れた、すまねェ」
「もう一杯やってまーす！」ボトルの数から見るにシャチはもう既にいい酔い具合だ。
「お、Aちゃんこっちこっち」コラさんがAを隣に座らせる。
肉に夢中のベポはひたすらむしゃむしゃ食べて幸せだーと言って喜ぶ。
ローも腹を満たし、酒を飲んでいい気分だった。
だが、貸しきりのはずの店の扉がバーンと開く。
そこにはローが以前治療した事がある男が立っていた。
「おー！！ いたいた！！ 探したぞトラ男！！」
「麦わら屋…？ 悪いが今日はイザコザを起こす気はねェ、出ていけ」
「なんだよー、あ！ 俺トラ男に礼が言いたかったんだ！
あん時助けてくれてありがとな！！ にっしっしっし！！」
「気まぐれだ、そんな事はいい、早く出ていけ」
「えーっ！ 俺この店がいいって言ったのに貸しきりだって断られちゃってよー。
なっ！ 一緒に食おうぜ！！」
にししっと笑って堂々と席につくルフィ。
「うまそー！！」と皿ごと飲む勢いで次々テーブルから食事が消えていった。
「おいお前！ 俺の肉だぞ！」
「あ？ お前誰だ？」
「ベポだよ！ お前の世話してやっただろ！！」
「あー、あん時の白熊か、あん時はありがとなっ！！」
呆気に取られ、信じられないといったローの顔。
また扉が開いたかと思えば麦わらの一味が揃って店に入ってくる。
「ルフィ！ アンタ勝手に動きすぎなのよっ！！」
オレンジ色の髪を長く伸ばし、容姿にそぐわぬキツイ一撃をルフィに当てているナミ。
「お？ お前がウチの船長助けてくれた医者か、礼を言う」
緑色の短髪、刀を３本携えるゾロ。
「いい店貸しきりやがってクソ羨ましいぜ」金髪のサンジ。
「おーい！ ルフィそいつから離れろ！ 死の外科医だぞー！！」ウソップ。
「あら、手配書より随分穏やかな顔しているわね、ふふっ」ロビンは笑う。
チョッパー、フランキー、ブルックもそれぞれローに礼を言ってちゃっかり席についた。
「宴だー！！！」
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西城あおば(プロフ) - ゆーじさん» いいえー。こちらこそだよー＾＾ (2017年3月3日 16時) (
レス) id: 8efbdede43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - 西城あおばさん» あおばー…スゴい癒された！！メンタリストになれるよー！！うーん、それも違う…あおばはそれでお金を貰おうと思わないだろうなーって思った…。かなわないよー！！嬉しい言葉沢山くれて本当にありがとー！！ (2017年3月2日 22時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
西城あおば(プロフ) - ゆーじさん» うれしいなぁ。尊敬なんて言葉、私に使うもんじゃないよー。ゆーじの方こそ、尊敬するよ。 (2017年3月2日 17時) (レス) id: 8efbdede43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - 西城あおばさん» あおばー！！(様！！自分を下僕にしておくれ！)もうそのおおらかさがすてきんぐすぎるよ！！優し過ぎてどきどきしちゃうじゃないかー！！あーもー何で同じ人間なのにこんなに違うかなあ…尊敬してるよー！！ (2017年3月1日 23時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
西城あおば(プロフ) - ゆーじさん» いえいえ、こちらこそ＾＾ (2017年3月1日 16時) (レス) id: 8efbdede43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年2月11日 9時
