ブラックホール ページ37
その頃ポートガス・Ｄ・エースは軍艦で護送されていた。
白ひげ海賊団の鉄の掟を破り
仲間のサッチを殺したティーチを追い
隊長として部下のケジメ、そして何より
白ひげ海賊団船長エドワード・ニューゲート
尊敬する親父の海賊旗に泥を塗った断罪の為。
だがティーチの能力に捕まり
海軍に渡されてしまったのだ。
『…何故こんな所に居るの？』
女の声が聞こえた
何も無い無重力な暗闇の空間で
「誰だ！！」
夢かと思った。
もしくはティーチの闇による幻覚。
だが違った。
ティーチの能力
闇穴道(ブラック・ホール)
これに閉じ込められた日から時々現れる女。
最初は声だけだった。
それは自分が女を最初に威嚇してしまったせいで
幾日かすると姿を見せて、語りかけてくれたのだ。
気が狂いそうになる闇の中
いつしかエースは女が現れるのを待つようになる。
『気をしっかり持って』
「ははっ…何ともねーよ」
せめてもの強がり。
「それよりお前、何者だ？
ティーチの仲間じゃねぇよな？」
『違います、何者でしょうね？』
限られた時間だが
エースは女に随分救われていた。
「なあ、今日はどんな話してくれるんだ？」
にっと笑うエース。
女の話は不思議なものばかりだった。
グランドラインに居ながら
女の話す事は聞いた事もない物が多く
そうかと思えば普通の話もしてくる。
『そうですね…じゃあ今日は狼の話を』
えー、と不満そうにするエースだが
いつからか女の存在が愛おしくなり
大人しく物語を聞くフリをしながら
自分を励ましてくれる女を見ていた。
『狼は人間と同じく独自のルールがあるの。
人間社会そのもの、愛だって知っているの。
でもたまに群れない狼がいるの。
ほとんどは孤独とそして自然の摂理に負ける。
１度だけ奇跡の狼を見てびっくりしちゃった』
澱みのない声。
『犬や小鹿と遊ぶ狼。
普通食べちゃうでしょ？
その狼は決して動物を食べなかった』
「バカだなー！ 何食ってたんだ？」
『魚や木の実、ね、変でしょう？
その狼は草むらから顔を出して
今日も遊んでくれるかなって友を待つの。
最初は逃げてく動物は多かったけれど
その狼と遊ぶ動物はどんどん増えていった』
「ソイツらも危機感ねーな」
くすくす笑うA。
エースも相槌を打ち笑う。
『人間もその狼だけは友と呼び
狼についた名前は何とエース。
偶然にもあなたと一緒なの』
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ゆーじ - りらりら。さん» うはっ！バレないと仕込んだプロフすぐ見破られてしまった！さすがりらりらちゃん…ッ！あと２時間経てばゆー爺に変身してくよ！メリー「迎えにきたよ」でメリィィイイイ！！ってなったなー。「暗いからな沈む迄見ててやる」の時は何かもう言葉が出てこなかったよー！ (2017年10月24日 21時) (
レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - 後半四個のゆーじさんの紹介笑いましたwwwゆー爺www (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - ゆーじさんの感受性と発想に感動してます…！ (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - ゆーじさん» ゆーじさんごめんなさーい！(T-T)最近忙しくって…レスもできずすいません！お話が盛り上がっている…！エースつらいですよねー！一番泣いたのはメリーですが、エースも負けないくらい泣きました…！愛してくれてありがとうってなんだよー(T-T) (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あざみさん» 気のせいだよー！自分なんかが…。今続編のプレイリスト作ってたよ！移動時間も節約有効活用！くーっ！今週きびすぃ…！！でもストック作っておいたから最低１話は投稿するよ！もし良かったら続編でまた会おうね！応援してくれてありがとだよー！ (2017年10月24日 17時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年9月30日 8時
