遠くまで届く心 ページ20
ローはそのまま５時間も寝てしまった。
Aは…とローが手を動かせば変わらぬ姿勢のままで居て
そんな長い時間経過していたなど気が付きもせず、時計を見て「嘘だろ…」と呟いてしまった。
『おはようございます…
あの…何度かペンギンや…シャチが来て…
具合が悪いんじゃないかと心配してましたが…ごめんなさい…』
「…あいつら入ってきたのか」
『扉の所まで…です
悪い所は無さそうだったので
大丈夫だと思うと言っておいたのですが…大丈夫ですか…』
「…あァ」
大丈夫どころか、心が満たされている。
知り得なかった両親の優しさを教えられ
久しく思い出していなかった声すら蘇った。
Aの言葉に嘘はないだろう。
言葉遣いまで両親そのものだった。
「そんなに怯えるな、傷つく。 同じ姿勢で疲れたろ」
『ごめんなさい…ペンギンにも言われましたが慣れてます…
レイリーは…丸一日どいてくれない時もあったので…』
あのジジイめ、と思うロー。
自分がペンギンとシャチにそう思われているとは微塵も思っていないのがローだ。
「飯でも食うか？」
『そういうのは…ごめんなさい…』
“ リリス ” にそんな物は必要ないのだ。
すぐに納得したローはむくりと起き上がり
充分睡眠を取れた体をぐぐっと伸ばした。
「何があっても火拳屋を助けに行くつもりか」
『？』
「ポートガス屋だ」
『…え、ええ』
ふう、とこっそりため息を吐くロー。
Aに戦場など行かせたくはない。
Aからは安らぎをもたらす声だけでいい。
悲しみや他の誰かを呼ぶ声など聞きたくない。
それはローの我侭だ。
そしてローの願いだ。
「火拳屋は今どこに居るか分かるか」
『さっき少し覗いてみたんですが…
まだ真っ暗な中で…恐らくティーチの中です』
「真っ暗？」
『能力だそうです、ティーチの闇…
エースは出口がなく暴れるばかりで…』
きっと自分にした様に火拳屋を落ち着かせ様と
Aなりに頑張ったんだろうと察するロー。
他の男を心配する事に少し苛立つローだが
Aはエースを救う為に世間に出て来たのだ。
「ウジウジすんな、行くぞ」
Aをひょいと抱えるロー。
『え、え、どこにですか？』
「俺は飯だ、後はAの顔を拝みてェ奴に少し顔を見せてやれ」
同じ船に乗ってるんだ
それ位しろと言うロー。
出来れば…
Aを新しいクルーだと紹介したかったと思うローだった。
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ゆーじ - りらりら。さん» うはっ！バレないと仕込んだプロフすぐ見破られてしまった！さすがりらりらちゃん…ッ！あと２時間経てばゆー爺に変身してくよ！メリー「迎えにきたよ」でメリィィイイイ！！ってなったなー。「暗いからな沈む迄見ててやる」の時は何かもう言葉が出てこなかったよー！ (2017年10月24日 21時) (
レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - 後半四個のゆーじさんの紹介笑いましたwwwゆー爺www (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - ゆーじさんの感受性と発想に感動してます…！ (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - ゆーじさん» ゆーじさんごめんなさーい！(T-T)最近忙しくって…レスもできずすいません！お話が盛り上がっている…！エースつらいですよねー！一番泣いたのはメリーですが、エースも負けないくらい泣きました…！愛してくれてありがとうってなんだよー(T-T) (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あざみさん» 気のせいだよー！自分なんかが…。今続編のプレイリスト作ってたよ！移動時間も節約有効活用！くーっ！今週きびすぃ…！！でもストック作っておいたから最低１話は投稿するよ！もし良かったら続編でまた会おうね！応援してくれてありがとだよー！ (2017年10月24日 17時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年9月30日 8時
