危険だとしても ページ11
ローはペンギンを子電伝虫で呼び
ジャンバールに予備の部屋を与え案内する様言いつけておいた。
薬の効果でしばらく目が覚めないであろう女の傍で
非常用の薄明かりだけを頼りに女の顔を見入っていた。
聖書に記されたリリスと言われ、そんな簡単に物事を信じないローだがこれは納得した。
オークションで見た時から既視感があり、
親しみと、警戒が混じった複雑な思いがあった。
ローがＤの血を継ぐ者である事を見抜いた事。
『…お願い…です… “ Ｄ ” …許して…殺さないで…』
と怯え、異常な反応を示した事。
思い出せばリリスは麦わらのルフィをも避けていた。
そして何より、バーソロミュー・くまは意図せず攻撃範囲にリリスが居ただけで
決してリリスに攻撃の対象が一切向く事がなかったのを思い出した。
『…ん……』
海流でぐらりと揺れた船のせいでリリスはベッドの柵にずずっとズレてしまい
その衝撃でほんの少しだけ目を覚ましてしまった。
自分を見たらまた怯え、せっかくの薬の作用も台無しかと冷や汗を垂らすロー。
『う…み…荒れ…てる…の…？』
「…問題ない」
『…そ…よか……』
最後まで言葉を発せずに再び眠りについたリリス。
「…誰と間違えたんだ」
この時初めて目を合わせたリリスは怯えてなどいなかった。
むしろ安心しきった顔で穏やかに眠るリリスにローは安心する。
ベッドの端に寄ってしまった体を直してやると
警戒など消え心の奥底に抱いていた親しみが膨らむ。
「どうすれば俺はお前と直接話せる？」
“ Ｄ ” である限り不可能なのかも知れないとローは思う。
だが何故リリスはシャボンディ諸島に居た？
冥王シルバーズ・レイリーと共に…。
「…まさか」
危険と分かっていながら
医者としての良心を捨て
ローは１つのアンプルを手に取った。
パチンとそれを折り液体を注射器に吸わせ
リリスの腕を消毒し、静脈に針を刺した。
強制的な眠りと、強引な覚醒。
精神を追い詰め自白させるのだ。
「リリス、起きろ」
強引に揺さぶり、まどろむリリスに問い掛ける。
「何故姿を見せた、これから何が起きる」
伝説とされた男と共に現れた伝説の女。
人目を避けていたであろう２人が現れ
明確な逃げ道を示したなら…
何かある筈だ。
そうでなくては伝説の男も女も
残る道は政府による「死刑」のみ。
「リリス、何が起きるんだ」
『…ろ…じゃ……あなたの…子…助け…に…」
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ゆーじ - りらりら。さん» うはっ！バレないと仕込んだプロフすぐ見破られてしまった！さすがりらりらちゃん…ッ！あと２時間経てばゆー爺に変身してくよ！メリー「迎えにきたよ」でメリィィイイイ！！ってなったなー。「暗いからな沈む迄見ててやる」の時は何かもう言葉が出てこなかったよー！ (2017年10月24日 21時) (
レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - 後半四個のゆーじさんの紹介笑いましたwwwゆー爺www (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - ゆーじさんの感受性と発想に感動してます…！ (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - ゆーじさん» ゆーじさんごめんなさーい！(T-T)最近忙しくって…レスもできずすいません！お話が盛り上がっている…！エースつらいですよねー！一番泣いたのはメリーですが、エースも負けないくらい泣きました…！愛してくれてありがとうってなんだよー(T-T) (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あざみさん» 気のせいだよー！自分なんかが…。今続編のプレイリスト作ってたよ！移動時間も節約有効活用！くーっ！今週きびすぃ…！！でもストック作っておいたから最低１話は投稿するよ！もし良かったら続編でまた会おうね！応援してくれてありがとだよー！ (2017年10月24日 17時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年9月30日 8時
