―生きたい…― ページ45
「そもそも七武海は政府公認の海賊だろ。
Aを捕まえるのはテメェらの私情だ」
『それがですね…総帥もタダでは引いてくれなくて…
私は今日の夕刊で “ 戦闘狂のA ” 復活と
懸賞金をつけて世界に注意喚起する、と…』
「「「何でだよ」」」
Aはそれだけあらゆる情報と命を握ってしまったのだ。
「ならわっしらも遠慮はいらないねェ〜…」
「あららら、俺、総帥尊敬しちゃう」
「「「ふざけんな！！！」」」
ぎゃあぎゃあ抗議するクルー達。
負けじと「Aちゃんは例外」と言い張る大将。
「早く夕刊見たいねェ〜…」
『私の値段って幾らなのかなー』
「けっこういくんじゃない？
あー…君達、Aちゃん諦めてここに置いておきなさいや」
「「「マジふざけんな！！」」」
『私が渡した海賊の懸賞金にちょっとプラスって言ってたけど？』
ぴたっと動きが止まる元帥と大将達。
『センゴク？ 顔色悪いよ？』
「…マズいね、Aちゃん、大人しく俺に捕まっておきなさいや」
「総額の金額にプラス…！？ 海軍の資金が底をついてしまう！！」
焦る元帥に軽蔑の目を向けるロー達。
「A、覚えている限り海軍から幾ら渡された」
『うーん…必要な書類書いた事ないから半額だったらしいんですけど』
「半額…だと？」
『いっぺんにお金渡されても困るから
気にしなかったけど…幾らかなー…』
ロー達が知り得る限りでも相当な数の海賊を海軍に渡している。
「もはや数億単位じゃ納まらねェ…
海賊どころか民間人まで血眼でAを襲ってくるぞ…」
『民間人も！？ 怖ッ！！』
「ほら、ま、そういう事でここに居なさいやAちゃん」
「わっしらに捕まった方が安全だよォ〜…」
『一理あるね…』
「「「おい！！」」」
冗談ですよー、と言うAだが少々不安そうだ。
自分だけなら何とでもなる…もし皆に何かあったら
そう思うだけで体が震える程怖くて仕方ないのだ。
「A、余計な事は考えるな」
ローがAの心を見透かして言う。
「Aちゃん、俺達を…船長を信じてほしい」
『ペンギン…でも…』
「遠慮なんかするガラじゃないだろ、なっ！」
『シャチ…』
「俺またAちゃんと海に出たいよ、ね？」
『ベ…ポ…』
傍にいる事も許されないと思った。
生きる事さえ許されないと。
生きたい――――
初めて
Aが本気でそう思った瞬間だった。
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ち - はぁ...もうなんなの...すき...。 (2018年12月1日 4時) (
レス) id: 513ab26d0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» 良くないんです…馬鹿なので調べたり計算してみるだけで（落。ベネズエラは１時間に３６００本の稲妻があるでしょ？だけど漁は出来る…魚って感電しないの？んな訳ないよーって何かずっとひっかかってて。あかり様のお陰でひとつ利口になれたよ！ありがとうー！！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» 小説読んでても思ったんですけど、すっごく頭良いですよね！ バトルシーンも上手いですし… (2018年1月10日 21時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» ですね（笑！クロコダイル戦からヒントを得ました！実を食べても体が完璧にその性質になる訳ではなさそうなので接近してきても同じダメージを自分に受ける形に！リスク高い…（怖！あれ…？ルフィの精神力が最強！？ルフィ＋ミズミズ能力者タッグ組んだらヤバいですね！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» かなり厳しい戦いになりますね(笑) (2018年1月10日 20時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年8月7日 8時
