世界政府総帥へ ページ44
「元クルーじゃねェ、Aは今もクルーだ」
ローがボルサリーノの「元クルー」と言った事を訂正する。
「外に出す訳にはいかねェだと？
ちゃっかり抜け出してるじゃねェか」
『…それは…私が勝手に…』
「Aはどっちの肩を持つ気なんだ。
随分海軍の世話になったみてェだが…
海軍の立場を危ぶめているのは分かっているのか」
海軍の真意はどこにある？
Aの心はどこにある？
『海軍も今まで通り…交渉してきました』
「あー…ねえAちゃん…まさか…」
『世界政府総帥コングに直談判』
政府の表裏の溝は深くドス黒い深淵そのもの。
それを黙らせるにはワンランク上の切り札が必要だ。
「何を…交渉に使ったんだ…」
『私を天竜人に接触させた政府全員に責任を負わせるも
自分を “ 神 ” だと名乗る天竜人を攻撃するも私の気分次第。
だって “ 神 ” でしょ？ そんなスゴい存在なら私の攻撃なんか効かないでしょ、って』
それを聞いた全員が青ざめた。
Aの能力を知ろうと暗殺依頼してきた政府の命も
Aが接近した天竜人の命もAの手の中で転がっているのだ。
自らの首を絞める事態になるとは思わずに。
ツケというものはいずれ支払わなくてはならない。
『騒いでるのは…ちょっと煩い人だけ。
総帥は対ジェルマ６６クローンをほぼ白紙状態にするそうです。
まあ…お互いがお互いの命を握ってるので、仲良くしといてください』
恐る恐るローに『どうでしょうか』と尋ねてみれば
「…よくやった」
この時Aはローに初めて褒められた。
Aは顔を真っ赤にしてキャーキャー言いそうになる口を両手で塞ぐ。
『…まあ…それでとりあえず…
私はここから脱走しますので…』
「「「は？」」」
『え…何か、どうやって外出たらいいか考えたら…
こういう時、脱走が一番良い方法なんじゃないかと』
大真面目な顔で脱走宣言するA。
「本気で言ってるのかァい〜…？」
『じゃあボルサリーノは私が海に出ても追ってこない？』
「当然追うよォ〜…海賊捕まえるのわっしらの仕事だからねェ〜…」
「クザンは？」
「凍らせてでも出さないに決まってんでしょ」
Aが居ない生活など考えたくもない大将達。
『ほら、やっぱり強行突破しなくちゃじゃない』
脱走するって言わなきゃ良かったんじゃ？
そう思うロー達はまだ朝だというのに
色々ありすぎてぐったりしてしまう。
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ち - はぁ...もうなんなの...すき...。 (2018年12月1日 4時) (
レス) id: 513ab26d0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» 良くないんです…馬鹿なので調べたり計算してみるだけで（落。ベネズエラは１時間に３６００本の稲妻があるでしょ？だけど漁は出来る…魚って感電しないの？んな訳ないよーって何かずっとひっかかってて。あかり様のお陰でひとつ利口になれたよ！ありがとうー！！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» 小説読んでても思ったんですけど、すっごく頭良いですよね！ バトルシーンも上手いですし… (2018年1月10日 21時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» ですね（笑！クロコダイル戦からヒントを得ました！実を食べても体が完璧にその性質になる訳ではなさそうなので接近してきても同じダメージを自分に受ける形に！リスク高い…（怖！あれ…？ルフィの精神力が最強！？ルフィ＋ミズミズ能力者タッグ組んだらヤバいですね！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» かなり厳しい戦いになりますね(笑) (2018年1月10日 20時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年8月7日 8時
