君達の行く先は ページ41
「頭くるっスー！！」
遠慮などせず七武海達が注文したであろう酒を片っ端から飲むシャチ。
「でも…生きていてくれて良かったですね」
ペンギンの言う通りだ。
最悪のケースも覚悟の上だったがAは生きていた。
「…あァ」
能力無しとは言え大将の覇気入りの拳を受けた時は息が詰まる思いだったロー。
「Aちゃん１年半経ったけど、変わってなかったねー」
「そうっスねー…まあ俺らもそんな変わってないだろベポ」
「あとは七武海の称号と、Aちゃんに戻ってきて貰うだけですね」
ペンギンが念を押す様にローに聞く。
「最後に確認しておく、正直に言え。
Aを連れて海へ出るのは相当なリスクを抱える。
Aを連れて行く事に反対するなら今意見を言え」
当然、反対する者などいなかった。
「…よし、明日から全力でAを説得しろ。
そして言っておく、結果がどうあれ…お前らに感謝している」
ここまで来るのは楽ではなかった。
険悪になり会話がない日もあった。
だがそれは全てAに会いたい気持ちがあったからこそ。
ズッと鼻水をすする音があちこちからする。
Aだって楽ではなかった筈だと思うとなおつらかった。
……
『クザン、起きてる？』
「んー…何？」
『クザンは悪魔の実を感じる？』
人目があると眠れない、とAが騒ぐので
ベッドとベッドの間には医務室の様にカーテンで区切ってある。
「それ、どういう意味？」
『スモーカーが悪魔の実は生きてるって言ったの。
私もそう思う事があって…
自然系能力者は奇襲も流れ弾も打撃無効な人が多いよね？』
「へー…俺は何も…まあ…
能力を持つべく者がその悪魔の力を宿している気はするな」
『みんな？』
「…なんとなく、ね」
『それなら…私はセルセルの実が合わない気がする』
「軍医に何て言われたか忘れちゃった？
Aちゃんはそれでいいんだと思ってる、少なくとも俺はね 」
『クザン…もし…もし…
私がハートの海賊団に戻りたいって言ったら…怒る？』
「そりゃー…あれだ…怒るさ…」
違う、そんな事微塵も思ってなどいない。
Aの行く先が心配で不安で堪らない
クザンの思いはそれだけだ。
『そっか』
それは今日海軍本部にいた海兵全員が思っていた。
Aはここからいなくなる
いつもの様に…。
静かな夜だが誰も眠れなかった。
寝たフリをする事がとてもつらかった。
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ち - はぁ...もうなんなの...すき...。 (2018年12月1日 4時) (
レス) id: 513ab26d0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» 良くないんです…馬鹿なので調べたり計算してみるだけで（落。ベネズエラは１時間に３６００本の稲妻があるでしょ？だけど漁は出来る…魚って感電しないの？んな訳ないよーって何かずっとひっかかってて。あかり様のお陰でひとつ利口になれたよ！ありがとうー！！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» 小説読んでても思ったんですけど、すっごく頭良いですよね！ バトルシーンも上手いですし… (2018年1月10日 21時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» ですね（笑！クロコダイル戦からヒントを得ました！実を食べても体が完璧にその性質になる訳ではなさそうなので接近してきても同じダメージを自分に受ける形に！リスク高い…（怖！あれ…？ルフィの精神力が最強！？ルフィ＋ミズミズ能力者タッグ組んだらヤバいですね！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» かなり厳しい戦いになりますね(笑) (2018年1月10日 20時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年8月7日 8時
