軍人脳は恐しい ページ40
場の静けさにAは固まってしまう。
『(５分過ぎたから怒ってる！？ ５分過ぎたのは着替えなかったせいなのにー！！)』
久しぶりのハートの海賊団のシンボルのツナギに
サイズが全然合わないが、やっぱりこれがいいと喜んでいたA
『ご…ごめんなさい！！ ５分以内に出たんですけど…』
頭を下げ謝りまくるA。
それがまたマズかった。
ベポのサイズが大きすぎて首回りがもうAの肩ギリギリで
おじぎ状態のせいでAの胸が…。
「Aちゃん待ったー！！」
ペンギンが慌ててAの前に背を向けて立ちクザンを睨む。
想定外だとローはこの数分ですっかり疲れてしまった。
「滞在時間は残り２日、よく考えておきなさいや」
「俺は引く気は一切ねェ、七武海の称号もな」
何の話かさっぱり分からないA。
だがローが七武海の称号を欲しているのは分かった。
「あー…君は現実を把握できないとは思わないが…
まあ、心意気と覚悟は…いいんじゃないの？
ほらもう遅いしAちゃん寝るよ」
『…うん』
じゃ、とクザンとAは会議室から出て行こうとする。
「待て」
「…君…以外としつこいね…」
「何とでも言え、Aはハートの海賊団のクルーだ。 ここで寝かせろ」
目をぱちくりさせるクザンとA。
何か似通ったものがある２人だな、と思うクルー達。
「あー、それは駄目だ…さっき言ったよな？ 事情があるんだ」
「こっちは時間がねェ、必ず条件を満たして出航しなきゃならねェんだよ」
センゴクは言った。
Aが君達と海へ出ると言わなければ諦めるが
Aがここに残ると言えば君達が諦めろ、と。
「駄目だ、まあ明日センゴクさんには伝える、いいな？」
さすがにクザンは引かなかった。
Aに何かあってからでは遅いのだ。
「…あァ、それと念の為に聞くが…
まさか一緒の部屋で寝てるなんて事はねェよなァ…」
「一緒じゃなきゃ意味ないでしょうが」
「(マジでクソ羨ましい…！！)」と地団駄を踏むシャチ。
「(地獄へ行け…地獄へ行け…)」と更なる呪いをかけるペンギン。
「(海軍の男全員《モザイク》を《モザイク》してやる…)」物騒な事を考えるロー。
「おやすみー、いっぱい寝て怪我治してね」とAを撫でて
クザンに「お前には言ってないからなっ！」とベポは怒鳴る。
七武海用会議室は酒も揃っていたので
ヤケ酒をするロー達だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 297人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ち - はぁ...もうなんなの...すき...。 (2018年12月1日 4時) (
レス) id: 513ab26d0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» 良くないんです…馬鹿なので調べたり計算してみるだけで（落。ベネズエラは１時間に３６００本の稲妻があるでしょ？だけど漁は出来る…魚って感電しないの？んな訳ないよーって何かずっとひっかかってて。あかり様のお陰でひとつ利口になれたよ！ありがとうー！！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» 小説読んでても思ったんですけど、すっごく頭良いですよね！ バトルシーンも上手いですし… (2018年1月10日 21時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» ですね（笑！クロコダイル戦からヒントを得ました！実を食べても体が完璧にその性質になる訳ではなさそうなので接近してきても同じダメージを自分に受ける形に！リスク高い…（怖！あれ…？ルフィの精神力が最強！？ルフィ＋ミズミズ能力者タッグ組んだらヤバいですね！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» かなり厳しい戦いになりますね(笑) (2018年1月10日 20時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年8月7日 8時
