血統因子と能力 ページ13
「まあ、あれだ、座りなさいや」
『全部凍ってて座れないってば…』
「あららら…じゃ、ちょっと待ってて頂戴や」
『うん』
クザンはボルサリーノの部屋の来客用ソファー丸ごと１つ失敬する。
どうせしばらくは厳戒態勢のままAを監視しなくてはならない。
『ソファーなんて持ってきていいの！？ 怒られるよ？』
「そりゃないな、無くなった事にも気が付かないよ、ボルサリーノは」
『あー…あり得る…「おっかしいねェ〜」とか言ってすぐ忘れそう』
未だに電伝虫の種類を間違え
連絡が取れないという事がよくある。
ゴロンと勢いよくソファーに寝転ぶA。
新しい能力を使った上、センゴク元帥に言われた事で疲れてしまっていた。
『クザン』
「んー？」
『ヴィンスモーク・ジャッジ…本当に命のコピーをしたの？』
「天才科学者ベガパンクは知ってるな？
彼と共に科学者であった頃の血統因子理論を使ってな」
『クザンは見たの？』
「いや、政府加盟国だが…肝心のクローンは目撃談だけだ。
既に国２つを滅ぼし自らの領土を拡大している。
あれを人間と言っていいか…俺には分からない。
クローンだが命は人間と同じくある、人間らしさ…って言っちゃあ何だが個性はない」
『クローンそのものが兵器…』
「そうだ、無感情に命令に従い戦闘に投入される。
いくらでも増やせる兵士、肉体の限界まで引き上げられた戦闘力…」
『それはマズいねー…、ん？ 何で私が対抗策なの？』
「能力だ、もしコアコアかセルセルの能力者のクローンが造れたら？」
『基盤となる肉体の限界を突破した体を手っ取り早く造れて、戦闘力も上回る…って事？』
「ああ、そんな所だろうが…俺は理解したくないね」
相手が造るからこちらも造る。
そこが間違いなのでは？とAは思う。
『クザンが全部凍らせちゃえば？』
「無限に増える兵士相手に永遠と戦えやしねぇでしょ。
疲れ知らず、怖いもの知らず、自らの命さえ何とも思わない」
クザンは寝そべっているAを見下ろす。
「まるで “ 戦闘狂のA ” の様にな」
『私は疲れるし、痛いものは痛いと思うよ』
「そうだとしても、対抗できるのはコアコアかセルセルの能力者だ」
『何で？』
「相手の増殖を防ぐ弱点を攻撃しつつ
戦闘中でも即時完治、回復出来ればどうだ？
ヴィンスモーク・ジャッジのクローンより１歩、
いや２歩先のクローンの出来上がり…そゆこと」
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ち - はぁ...もうなんなの...すき...。 (2018年12月1日 4時) (
レス) id: 513ab26d0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» 良くないんです…馬鹿なので調べたり計算してみるだけで（落。ベネズエラは１時間に３６００本の稲妻があるでしょ？だけど漁は出来る…魚って感電しないの？んな訳ないよーって何かずっとひっかかってて。あかり様のお陰でひとつ利口になれたよ！ありがとうー！！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» 小説読んでても思ったんですけど、すっごく頭良いですよね！ バトルシーンも上手いですし… (2018年1月10日 21時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» ですね（笑！クロコダイル戦からヒントを得ました！実を食べても体が完璧にその性質になる訳ではなさそうなので接近してきても同じダメージを自分に受ける形に！リスク高い…（怖！あれ…？ルフィの精神力が最強！？ルフィ＋ミズミズ能力者タッグ組んだらヤバいですね！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» かなり厳しい戦いになりますね(笑) (2018年1月10日 20時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年8月7日 8時
