結局優しい人達 ページ11
『(そろそろマズい…)』
Aは鍵を片手に器用に動かし手錠を外す。
まだ完全ではない新たな技で一時的に乗り切っただけだ。
セルセルの能力で他人の皮膚を形成し
自らの体に纏うのだが、慣れておらず長時間維持する事が出来なかった。
「能力者である事は間違いない。
君が本部に来る様になって何度か試させて貰ったからな」
『子供にも容赦ないねー…私、その時は海賊狩りだったのに？』
元帥、三大将は目をそらす。
『はい、会議はここまでー！ 五老星と研究所に海楼石無効の報告でしょう？』
「ああ…まあ…」
『私、お散歩してくる、いい？』
「君は死んだ事になっている…
外へは出ないでくれないか？」
『…うん。 ねえセンゴク、検討ついた私の能力は？』
「…体にある臓器の操作…コアコアの能力者、
もっと原始的なレベルをも操れるセルセルの能力者だ…」
『ふーん…(あっぶなー！ 当たってるし！)』
じゃあねーと会議室を出ると
ボルサリーノが目の前に立ちはだかっていた。
『あー…能力使っちゃったね？』
「わっしはAちゃんには使ってないよォ〜…？」
『屁理屈！ ボルサリーノと一緒に居ればいいの？』
「ボルサリーノが嫌ならワシと同行せい」
『サカズキと？ 別に…どっちでもいい…』
……
『…で、結局サカズキの部屋にボルサリーノが来て…何してるの…？』
「おォ〜…久しぶりだからねェ〜…一緒にお茶でもどうだァい〜？」
『大将でしょ！！ お仕事しなさいよ！！』
「今日の任務はAちゃんの為に全て押さえてあるからねェ〜…」
全海兵がAの護送の為、出動し待機している。
これでもA相手ならやり過ぎとは思わない。
「薬はまだ効かないのかァい〜…？」
砂糖代わりに睡眠薬をドボドボ入れるボルサリーノ。
『ちょっ…何普通に薬混ぜてんのよ！！ お砂糖入れてよ！！』
文句を言いながらそれを飲むAもどうかと思うサカズキ。
この日の為に買っておいたAの好物のマシュマロを引き出しから出す。
『わあ！ 食べていい！？』
「その為に買うてきたんじゃァ…こっ恥ずかしい思いさせおって」
「頼まれてもないのに買ってきたのはサカズキだよォ〜…？」
「じゃかァしい！！」
結局、大将の誰もが幼かった頃からの付き合いのAに甘かった。
君が大将の頼みを断れない様に
大将達も君を大切に思っている。
立場上、敵対していても…。
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ち - はぁ...もうなんなの...すき...。 (2018年12月1日 4時) (
レス) id: 513ab26d0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» 良くないんです…馬鹿なので調べたり計算してみるだけで（落。ベネズエラは１時間に３６００本の稲妻があるでしょ？だけど漁は出来る…魚って感電しないの？んな訳ないよーって何かずっとひっかかってて。あかり様のお陰でひとつ利口になれたよ！ありがとうー！！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» 小説読んでても思ったんですけど、すっごく頭良いですよね！ バトルシーンも上手いですし… (2018年1月10日 21時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» ですね（笑！クロコダイル戦からヒントを得ました！実を食べても体が完璧にその性質になる訳ではなさそうなので接近してきても同じダメージを自分に受ける形に！リスク高い…（怖！あれ…？ルフィの精神力が最強！？ルフィ＋ミズミズ能力者タッグ組んだらヤバいですね！ (2018年1月10日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ゆーじさん» かなり厳しい戦いになりますね(笑) (2018年1月10日 20時) (レス) id: 3d54d632f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年8月7日 8時
