前代未聞の新兵 ページ2
A
またお前を置いてっちまうな
「意思、自由が乱れたこの世界を時代のうねりと言うのなら…！！」
A
こんな時代でもお前は正義を信じて海兵に入隊してきたが
「 “ ゼット ” はその全てを叩き潰す！！！」
その志を虫ケラの様に踏みにじった全てを俺は許さない
俺も…お前ら海兵全員…正義を一からやり直しだ
なあA
お前が海軍入隊試験を受けた日を覚えているか？
１０人１組での乱取り試合形式の振り落とし試験
面倒臭そうに道場の壇上で見ていた大将
周りを囲む将校達も見飽きてきてロクに入隊希望者を見ていなかった。
「では次５７組目。 えー…有効打、ダウンを取った数名を合格とする、始め！」
A
お前は入隊希望の相手９人など相手せず
いきなり壇上にいるクザンを狙ったよな。
半分寝ていたクザンはまんまとAの拳を受け腹が氷になって砕けた。
それでも飽き足らず横のボルサリーノに飛び蹴りを入れたが
光ゆえ当たらず通り抜けてサカズキの方に行っちまってブン殴られてたな。
あの時のクザンとボルサリーノの顔は見モノだったぞ。
「何すんじゃァ小娘が」
「オ〜〜…クザンも俺もくらっちゃったねェ〜…」
「ちょっとちょっと、相手はあそこの９人でしょうが」
『あそこの９人だけとは聞いてません！！』
結果お前は２人倒した事になって試験合格。
しかも大将２人という前代未聞の結果を残して。
審議はあったが、俺はAを一目で気に入った。
「俺が面倒を見よう、いいじゃないかセンゴクさん」
「しかし…大将を攻撃というのは問題が多そうな子だぞ」
「はははっ、前衛としての素質があっていいじゃないか」
元大将だった俺は教官として海軍に所属していた。
さっぱり海軍と別れるつもりだったが、引きとめられ教官という形でそこに居た。
「見て下さいよ、今や大佐のスモーカーもヒナも笑ってる。
この位の気概がなきゃ敵陣に突っ込めない…度胸も覚悟もいいものを持ってる」
うーむ…とAを観察するセンゴク元帥はお前を落とす気だった。
なにせお前は若すぎた。
１４という歳で入隊はヒナ以来だ。
しかし能力者でないAは不利。
「逆を言うならあの子を落とすなら今年の入隊者はゼロじゃあないですか」
最後まで立っていた者が通過する審査。
それにAは従ったまで。
不合格にするなら
説明不足のやる気のない監査員達だ。
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ももか - １の後半から涙が止まらなかった、素敵な作品をありがとうございます! (2022年10月21日 0時) (
レス) @page24 id: ac673f01f1 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - １の後半から涙が止まらなかった、素敵な作品をありがとうございます! (2022年10月21日 0時) (レス) @page24 id: ac673f01f1 (このIDを非表示/違反報告)
蘭々(プロフ) - 最期泣きました。この作品に辿り着けて本当に良かったです。ありがとうございます。 (2021年9月11日 13時) (レス) id: f3d7422dc4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - エリカさん» 作品を読んで感想までくれて嬉しいです！！ありがとうございます！！ゼファー本当に男…！！こんなおっさんになりたいです！作者様なのですね！？しかも殿堂作者様…！！寝る前にガッツリ読ませてください！！ ああもう楽しみ過ぎるー！！ありがとうございます！！ (2017年9月11日 20時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
エリカ(プロフ) - めっちゃ良かったです！！思わず涙がでてしまいました...。ゼットいいお父さん。ゆーじさんの書くロー超イケメン...。これからも頑張ってください´`* (2017年9月10日 9時) (レス) id: 720530e6d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年5月23日 14時
