解らないのは君 ページ28
ローは船に戻りAの『なぜ？』の答えを探していた。
「あれっ、船長」
顔を向ければシャチが朝帰りしてきた。
「一応海軍近くにいるから戻ってきたんっスけど…来る気配ないっスねー」
「だな」
「それにしても…Aちゃん随分成長しちゃって、俺びっくりっスよ」
嬉しそうに、少し寂しそうにシャチは笑う。
Aが漁船の危険を察知して海に飛び出し追いかけた事は
この島に戻ってきて、海軍基地を見張った時に話しておいた。
その時は隣の島まで一緒に行く予定だったが、もう違う。
気が重いが当時からAを甘やかすシャチに言わなければならない。
「Aとはここで別れる事になった、行く所があるそうだ」
「え！？ 一緒に行けばいいじゃないっスか！！」
「そう言った。 だが断られた」
別々の暮らしに戻るだけ、と。
「クルーでなくともいいから船に乗れとも言った、それも断られた」
シャチは酷く傷ついた顔をして諦めたように言う。
「…そうっスよね…置いてったの俺らなのに、今更っスよね、ははっ…」
こんな広い世界で再会なんて出来る事じゃない奇跡をAはやってのけた。
なのに再会を喜ぶ時間も作らずいつも通り宴して女抱いて、他の海賊と何ら変わりない。
「船長覚えてます？ Aちゃんが『家族が増えるんだね』って言ったら
船長が家族じゃねェ、俺の妹は死んだって言ってAちゃん泣かせたの」
ん？ 首を捻るロー。
確かに言われた記憶はあるが、返した言葉は覚えてなかった。
「泣いちゃったAちゃんに追い討ちかけて、泣くな煩ェって言って…」
それは覚えていた。
何せドンキホーテ海賊団のベビー５もよく泣くから、癖で言ってしまった。
「そんな事あったな」
「海賊潰す位強くなって、俺らなんか必要なくなったんっスかね…」
「それは少し違う、Aの日記には俺達を探している記述が幾つもあった」
「船長日記見たんっスか！？ 鬼っスね！！」
「黙れ」
「なら何で俺らと別行動するんっスか？」
「…一目会えれば良かったらしい」
その後についての記述をシャチに言えなかった。
不確かな情報を言葉にしないローの悪い癖。
２人の会話を影から聞いていたペンギン。
そっと船から離れ１人覚悟を決めていた。
「船長だって好き勝手動くなら、俺だってそうさせて貰いますよ」
トラファルガー・ロー
仲間に隠し事をしてはいけない。
君の仲間は君の心を
君よりよく知っている。
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おナス(プロフ) - ゆーじさん» 大丈夫です！！また話せましたから！悲しいのも吹っ飛びましたよー！（笑）熱中症気をつけてくださいねー！ (2017年7月10日 22時) (
レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - おナスさん» お久し振りだよー！！暑中見舞で来てみたよ！１ヶ月は絶対見ないと決めてたから返事遅くなってごめんだよー！寂しくなっちゃうから！輝の方はこれから毎週火曜日見に行くね！無理せず更新頑張ってね！楽しみにしてるよー！にっしっし！！ (2017年7月10日 16時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
おナス(プロフ) - ゆーじさん» ゆーじさん。わがまま言いっていいですか？寂しいです！私、こっちで頑張ります！！だから、このコメントが届いて無くても...戻ってきて下さいね？いつの日か...。 (2017年6月6日 22時) (レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - おナスさん» うおおっ！？最後に作品見てたらおナス様のレスが！遅くなってごめんだよー！自分他のサイトで修行してくるからここ、来なくなるけど元気でいつまでもかわいいおナス様でいてね！ばいばーい！！ (2017年6月4日 22時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
おナス(プロフ) - ゆーじさん» いやいや！おナスの方が大分未熟だと思いますよ！？皆さんからちゃんと学べてるのかも分からん...(汗)あんなにランキングに載るってことは、それだけ皆さんがゆーじさんの作品を認めてるってことですよ！ (2017年5月31日 22時) (レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年4月25日 10時
