４人１頭の生活 ページ3
「懐かしいなー！ また会えるなんてな！」
『シャチ、ペンギンもうベポいじめてない？』
「してねーよ！ こっちがボッコボコだぜ！」
出会った当時、喋る白クマをシャチとペンギンがからかっていた。
そこにミニオン島から逃げてきたローが通りかかり
悪ぶるシャチとペンギンをノックアウトさせた。
ベポを助ける形になったが、ローは別にどうでもよかった。
とにかく身を置ける場所をと彷徨っている内に
シャチとペンギンが声を掛けてきた。
「たびびとか？」
「親はいねーのか？」
「ない」とだけ答えると２人は「ウチにこいよ！」と
ローに圧倒的に負けたシャチに何故か懐かれ、慕われ
疲れ切っていたローはボロ小屋に案内された。
シャチとペンギンとAの家。
「雨や雪は凌げるからいいだろ」
ボロボロの毛布にくるまってAは胸からヒューヒューと音を立てながら寝ていた。
「あいつ病気か」
「コキューが悪いビョーキだって言われた…けど医者いけないから、寝かしてる」
ローの問いかけにペンギンは少し悲しそうに返事をした。
寒さと足りない栄養のせいで日に１度起きるだけ、とシャチが追加する。
「お前もビョーキだろ、何か食いモン持ってきてやる！」
「おとなしくしてろよ！」
ローとベポを置いてまた雪の中を走るシャチとペンギン。
「なんだあいつら…」
「あ、あのね、助けてくれてありがとう」
「別に…」
「おれ、ベポっていうんだ！ 君は？」
「…ロー」
よろしくね、とベポが言うと『だれ？』と小さな声。
目を覚ましたAがローとベポを見てきょとんとしていた。
肩が上下するたびに体に穴でも開いているのかという音がする。
「苦しいだろ、起きるな、俺はロー、ここに連れて来られた」
「おれベポ！ 君のノドとむね、ふしぎな音するね？」
『わたし、A。 おと、くるしいとでちゃうの』
暮らす…にしてはあまりに質素。
隙間だらけの板に板を重ね張りして雪の侵入を防ぐが
冷えた空気が部屋に入ってきてちっとも温まらなかった。
『ん？ 買い物のメモね、ペンギンらしい』
ペンギンの手のリストを見るA。
手の中にあるメモを見るAが近くなって赤くなるペンギン。
当時は妹として認識していたが
あまりに可愛く育ちどきりとしてしまう。
ネビィル・A
君は優しい。
普通に暮らせていれば…
何度そう思っただろうか。
誰も責めない
それが君、ネビィル・Aだ。
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おナス(プロフ) - ゆーじさん» 大丈夫です！！また話せましたから！悲しいのも吹っ飛びましたよー！（笑）熱中症気をつけてくださいねー！ (2017年7月10日 22時) (
レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - おナスさん» お久し振りだよー！！暑中見舞で来てみたよ！１ヶ月は絶対見ないと決めてたから返事遅くなってごめんだよー！寂しくなっちゃうから！輝の方はこれから毎週火曜日見に行くね！無理せず更新頑張ってね！楽しみにしてるよー！にっしっし！！ (2017年7月10日 16時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
おナス(プロフ) - ゆーじさん» ゆーじさん。わがまま言いっていいですか？寂しいです！私、こっちで頑張ります！！だから、このコメントが届いて無くても...戻ってきて下さいね？いつの日か...。 (2017年6月6日 22時) (レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - おナスさん» うおおっ！？最後に作品見てたらおナス様のレスが！遅くなってごめんだよー！自分他のサイトで修行してくるからここ、来なくなるけど元気でいつまでもかわいいおナス様でいてね！ばいばーい！！ (2017年6月4日 22時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
おナス(プロフ) - ゆーじさん» いやいや！おナスの方が大分未熟だと思いますよ！？皆さんからちゃんと学べてるのかも分からん...(汗)あんなにランキングに載るってことは、それだけ皆さんがゆーじさんの作品を認めてるってことですよ！ (2017年5月31日 22時) (レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年4月25日 10時
