思い出は消して ページ18
間もなく夜明けだがよくここまで人が集まったなという程、多くの島民がいた。
こちらを警戒している島民に手を振るA。
炎症している事を微塵も感じさせずに…。
「良かった！ 帰ってくるの遅いから心配したぞ！！」
『おじさんごめんね、漁出来なくて残念だったね』
「なーに、明日また頑張るさ！」
『うん！』
武装した若者も安堵の息をはいてそれぞれの生活に戻る。
「島を出る事は言わなねェのか」
『当日まではね、まあ…言わずに離れた事の方が多いけど…』
きっとロー達とも…。
「キャプテン、俺お腹空いたよー」
『ベポお疲れ様、昨日案内した所あるでしょ？ 朝早くからやってるからそこ行くといいよ』
「Aも行くだろ」
『こんな格好じゃ行けないよ、私はとりあえず帰るからローも行ってみて、美味しいよ！』
服に染みた血でちょっと気軽に店に入れない格好のA。
「帰るってどこだ」
『この島の裏辺りに海軍基地があるの、今無人だからそこに』
「海軍基地？ 何でそんな所入り浸ってるんだ」
『寝る時は使っていいって言われてるから、ない島だと野宿するけど』
海軍も野垂れ死にされては困るから
必死だなと思うロー。
「しょうがねェ…後でちゃんと来い」
『うん、ちょっと眠るから遅くなるかも』
それはローもベポも同じだった。
ジェットバイクに乗ってロー達と別れAは島の裏側へ回る。
実は海軍基地はこの島とちょっと離れた孤島にある。
島民と揉めに揉め、結局撤退した海軍だが演習や緊急避難場所として保有している島。
『ふー…ただいま…』
誰も居ない広い施設でボイラーを点け
もういらなくなった日記を放り込み焼き捨てた。
シャワーを浴びつつ服の血を洗い流す。
眠くて、体が痛くて早く横になりたかった。
今回は２７人でダメージは少ないが
３０分や１時間かかる争いを数秒で終える負荷はやはり耐え難い。
髪も乾かさずベッドに横になったAはすぐに眠りにつく。
人間ごときにこの体を奪われてなるものか―――――
地に堕ちた神
今や復讐と怨念の塊がAの頬を撫でながら言う。
移動の手段としてあやつらは生かしておいてやろう―――――
嬉しかろう
時間は掛かりしも汝の願いまた１つ叶えたり―――――
だが
己の封印は汝の願いとて決して聞きいれられぬ―――――
ネビィル・A
君はただの人間だ
少々やっかいなものに取り憑かれてしまっただけ。
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おナス(プロフ) - ゆーじさん» 大丈夫です！！また話せましたから！悲しいのも吹っ飛びましたよー！（笑）熱中症気をつけてくださいねー！ (2017年7月10日 22時) (
レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - おナスさん» お久し振りだよー！！暑中見舞で来てみたよ！１ヶ月は絶対見ないと決めてたから返事遅くなってごめんだよー！寂しくなっちゃうから！輝の方はこれから毎週火曜日見に行くね！無理せず更新頑張ってね！楽しみにしてるよー！にっしっし！！ (2017年7月10日 16時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
おナス(プロフ) - ゆーじさん» ゆーじさん。わがまま言いっていいですか？寂しいです！私、こっちで頑張ります！！だから、このコメントが届いて無くても...戻ってきて下さいね？いつの日か...。 (2017年6月6日 22時) (レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - おナスさん» うおおっ！？最後に作品見てたらおナス様のレスが！遅くなってごめんだよー！自分他のサイトで修行してくるからここ、来なくなるけど元気でいつまでもかわいいおナス様でいてね！ばいばーい！！ (2017年6月4日 22時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
おナス(プロフ) - ゆーじさん» いやいや！おナスの方が大分未熟だと思いますよ！？皆さんからちゃんと学べてるのかも分からん...(汗)あんなにランキングに載るってことは、それだけ皆さんがゆーじさんの作品を認めてるってことですよ！ (2017年5月31日 22時) (レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年4月25日 10時
