97話両片思い ページ40
『え･･･両想いってこと･･･?』
黛
「初めてAが施設に来た日からずっとずっと好きだった。」
『ほんとに?』
黛
「少しでも意識して欲しくて今日準備したし、周りにも沢山相談したし･･･
それに、ここにカップル限定メニューあるの知っててきたし･･･
改めて言うけど俺と付き合って欲しい。」
『もちろん』
黛
「よろしく。」
「おめでとうございます!!!お客様!当店からのサービスとご注文のカップルセットです〜」
割と近くで知ってる声が響き少し驚く
『なんで･･･ここに･･･』
黛
「ありがとう、これは?」
何平然と灰くん返してんの????
「カップルにここでなられた方に特別サービスです♡」
『･･･///』
「では後ゆっくり〜」
颯爽と裏に帰る店員改めて長尾景
黛
「･･･このセットすごい量だね」
『ほんとだ』
大きめのドリンクにハートの形のストロー
デコレーションされた2種類の大きめのパンケーキ
サービスのミニパフェ2種類
『どっち食べる?』
黛
「どっちでもいいよ。」
そうは言いつつも目線はチョコのデコレーションを見ていて思わず笑いがこぼれる
『じゃあいちごで〜』
お皿をまえにだしてあげると嬉しそうだった
黛
「とりあえず、写真撮る?」
『うん!後で、私に送って〜』
私自身も、自分のパンケーキを撮ったり、大きいジュースを写真にとる
『じゃあ改めて…いただきまーす!』
黛
「いただきます」
フォークを入れるとふわふわで口に入れた瞬間バターといちごソースの風味と甘さが口いっぱいに広がった
『ん〜〜♡』
黛
「美味しいみたいで良かった。こっちも少し食べる?」
『うん!』
フォークを差し出され食べる口の中にチョコレートと生クリームの風味が広がる
『美味しぃぃぃぃ〜』
黛
「関節キスだね」
『･･･関節キス･･･』
ふわっと顔が赤くなるのを感じた
黛
「意識してんの･･･?」
ニヤッとほんの少しだけ口角が上がってる
『だって･･･今まで兄妹だって割り切ってたし･･･その･･･彼女にﾅﾘﾏｼﾀｶﾗ･･･//』
黛
「うん･･･」
声は素っ気ないけど顔は嬉しそうだし耳も真っ赤だった。
その日は最高の1日でした。
(続編に行く前にここに番外編あげます！
この後日談も番外編の方にだします!)
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作者名：ある | 作成日時：2021年9月8日 2時
