82話泥酔 ページ24
葛葉
「あーーー言わないつもりだったけど、俺前世からお前らのこと知ってるし見てる。
お前は本心をずっと押し殺して、言いたいこと言わないやつだった。
今世ぐらい我儘に生きてみたらいいんじゃねえか?」
お前の人生だしと真っ赤な顔で付け足す葛葉に少し微笑ましさを覚えた
『でも・・・』
ドーラ
「無理にわがままを言う必要は無いんだよ。
少しずつ、少しずつでいいからさAちゃん自身がしたいこと、本音、言ってみよ?
きっと黛さんも加賀美さんも納得してくれるよ」
なでなでしてあげると少し落ち着いたみたいで迷いも、戸惑いもない綺麗な笑顔だった
『はい・・・ありがとうございますドーラさん、葛葉くん』
叶
「お話終わりましたー?」
葛葉
「タイミングよく来たな叶」
叶
「なんの事やら〜」
ドーラ
「戻ろっか〜」
『はい!』
緑仙
「大変!A!ごめん・・・灰が・・・」
『え?』
葛葉
「走んぞ!」
私を脇に抱え葛葉さんは走ってくれた
加賀美
「大丈夫ですか灰・・・?」
黛
「だいじょぶ・・・です〜」
「そんなによった黛さん初めて見ました」
『灰くん?どうしたの?べろべろじゃん・・・』
黛
「Aぁ〜好き・・・大好き」
私が居るとわかるとすごく顔を輝かせて(他の人には真顔に見える)言ってくるもんで顔に熱が集まる
『......!?////』
見かねたハヤト兄が慌ててツインテールの女の人にお願いしていた
加賀美
「夜見さん!急いで水持ってきてください!」
「社長!わかった!」
『灰く・・・ん?葛葉くんは呆気に取られて機能してないし・・・』
黛
「葛葉いつまで俺のAを持ってるの?」
袖を口元にあてながら言う灰くんにイラッときたのか言い返す葛葉くん
葛葉
「言うようになったじゃねえか黛。」
『モウヤダオロシテ・・・ハズカシイ』
加賀美
「ちょっと一旦ほんとに灰落ち着きましょ!?」
アルス
「ここまで酔うの珍し過ぎんかー?」
相羽
「まじでそれww」
加賀美
「ういはさん!爆笑しながらほんとに動画撮ってる場合じゃないですよ!?」
というかいつまで・・・私は葛葉くんの腕に・・・
『オロシテクダサイ』
ハヤト
「ああ、Aこちらに来ますか?」
『うん。そのまま灰くんの横に座らせて欲しい。』
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作者名:ある | 作成日時:2021年9月8日 2時