83話 ページ25
『灰くん大丈夫?』
黛
「うん･･･」
「なんの騒ぎですか･･･?」
『あ、晴くんと湊くん』
騒ぎを聞きつけたのか、晴くんと湊くんが来た
黛
「甲斐田くんたちAのこと独り占めしすぎなんだよ･･･俺も独り占めしたい･･･」
ギューッと私を抱きしめながら言う
甲斐田
「･･･!?」
不破
「あー、そういう感じすか」
『ーーーーーー!?////』
加賀美
「ういはさん眠らせることとかできないんですか!?」
ういは
「私がまゆにやったら殺しちゃいそうです･･･w」
加賀美
「この際いいです!
これ以上灰が下手にヤバい発言をする前に軽く気絶させてしまいましょう！」
「「『社長!!!!!?????』」」
ういは
「じゃあ〜えーい」
黛
「ﾁｰﾝ」
大きな体をゆっくり非力な腕力で支える
『灰くん!』
加賀美
「A危ないですよ私が支えますから、膝を貸していただけますか?」
『うん!』
膝に、難しい顔をする灰くんを乗せてもらいその肩を一定のリズムで叩く
黛
「う〜･･･」
加賀美
「なんで飲みすぎたか聞きたいですか？」
『うん。聞きたい･･･』
加賀美
「叶さんに車椅子で連れてってもらった時に、目を逸らしたでしょうあれが相当ショックだったらしくてですね･･･スピード上がってしまって」
『気まずくて目を逸らしただけだったけど、今にして思えばなかなかしないしびっくりさせちゃったね』
インナーカラーを撫でて少し落ちた髪を耳にかけてあげる
『〜♪(小声で子守唄)』
晴くんをチラ見すると何の歌かわかったようで同じくらいの音量でハモリ始めた
甲斐田
「〜♪」
黛
「すぅすぅ」
『ふふw穏やかな顔になった･･･w』
加賀美
「懐かしいですね灰をそうやって寝かせて、みんなを驚かせてましたよね」
『まあ･･･灰くんこの歌好きだからね』
甲斐田
「最初Aがこれ歌ってる時びっくりした」
『だよねw私自身もどこで覚えたかわからなかったのにw』
「社長〜水ー」
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作者名：ある | 作成日時：2021年9月8日 2時
