君じゃなきゃだめ。

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藤｢ね、ゼリー買ってきたからそれなら食べられる？｣



｢うん｣



藤ヶ谷さんが袋からゼリーやらスポーツドリンクやらを出してくれる



｢みかんゼリー･･･｣



藤｢嫌い？｣



｢ううん、大好き｣




藤｢･･･なんかAちゃん、熱出したらめっちゃ子供っぽくなるね｣



｢･･･子供じゃないもん｣



藤｢いつも敬語なのに今タメ語じゃん、なんか新鮮｣



｢やなの？｣



藤｢ううん、やじゃない｣






そんな話しながら藤ヶ谷さんがみかんゼリーのフタを開けてくれた




藤｢はい、あーん｣



｢･･･自分で食べられる｣



藤｢体調悪いときくらい甘えときな？はい、口開けて｣



坂本くんといい藤ヶ谷さんといい私のこと子供扱いしすぎじゃない？



私そんなに子供っぽいか？



大人しく口を開ける




ぱくっ



藤｢素直じゃん、かわいい｣




藤ヶ谷さんがそんなこと言うから、余計熱上がりそう

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