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私、橋本A、25歳。平々凡々なOL




唐突ですが、5年付き合ってきた彼氏に振られました。

なんとなく予想はしてた


でもいざ言葉でハッキリ伝えられるときつくて




だからといって、別れたくないなんていって相手を引き止めようとも思わなかった



結局、私の中でも答えは出てたんだろう




なのに今こんなに苦しいのは、きっと5年間の彼との思い出があるからだ



別れを告げられた瞬間、一気に思い出がフラッシュバックして、

ああ、この5年間何だったんだろうって、





大事な人生を無駄にした気がして、もうなにも手につかなかった






翌日


遥「えっ、ちょっとAどうしたのその顔!?」



朝出社したら1番に同僚の遥が声をかけてきた



「えっと…振られちゃった」



できるだけ明るく笑って言った




遥「えっ…ちょっと今日昼休み話聞くから!!」



遥は朝早くからやる仕事があるみたいでそのまま自分のデスクの方へと向かった



優しいなぁ…私だったら振られた友達の話とか聞くメンタルないよ



私も早く仕事しなきゃと思い、デスクに着く。


これからは仕事が恋人。かな。

ああ、虚しい




やっぱり無理言ってでも引きとめればよかったかな。



自分がこんなに失恋を引きずると思わなかった


でもやっぱり引き止めるのなんて自分のプライドが許さなくて。私はきっとこうするしかなかったんだろう



そう思いながら黙々と仕事をこなす


仕事してるときは何にも考えなくて済むから楽だなあ




なんて思ってると、あっという間にお昼休み





遥「で、なんで別れたの??」


いの一番に遥が聞く



「ん〜…最近会うどころかまともに連絡もとってなかったし、近くの女の子の方が魅力的に思えたんじゃない??」



遥「信じらんない、だって2人とも大学のときあんなに仲良かったのに…」



そう、元彼とは大学の先輩後輩で、理由もなくお互い惹かれて、出会ってから付き合うまでにそう時間はかからなかった


なんとなく私はこの人と結婚するのかな、なんて考えたりもしていたけど、お互い大学を卒業してからはすれ違いが続いていた



でも私はそれでもずっと好きだったし、あっちもそういう風に思ってくれていた、と信じたい



そんな矢先の別れ話だった


傷つかないわけなかった


昨日は一日中泣いてたと思う




自分でもこんなに彼に依存していただなんて自分でも驚くくらい

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みさと - はじめまして、夜分遅くにコメント失礼します、藤ヶ谷くん大好きです!あと10分で藤ヶ谷くんの誕生日です!!早く続きがみたいです! (2021年6月24日 23時) (レス) id: 0cdcf4b34b (このIDを非表示/違反報告)
藤玉っ子 - きらさん、こんばんは、はじめまして。このお話、リアル設定でもあっても、とても良かったですよ。藤ヶ谷君、カッコいいですよね。イケメンで優しそうだし。続きが楽しみです。待ってます。 (2021年5月8日 23時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きら | 作成日時:2021年5月4日 23時

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