"優等生" ページ3
咲希side
私には、似つかわしくない永遠の
”優等生”というのがついている。
「ねぇ、ここ教えて!」
『ここはね…』
大して難しくない問題を教えなきゃならなくなったのは、中学に入ってからかな。
別に他人なんて今どうでもいいのに。
「ありがとう!」
だるい。はぁ…帰ってゲームしたい。
「ねぇ、今日一緒にゲームしよ〜よ」
「こいつみたいな優等生が、ゲームなんかするわけねぇだろ(笑)
行こうぜ、愛生(あき)!」
『ごめんね、』
「そっか、」と私に背を向け、奏斗くんという人と歩いて行った。
別にゲーム1つくらい、したっていいじゃない。
差し込んだ夕陽の光が私を照らす。
教室に1人残された私は、秋の風に髪をなびかせ景色を見てから。
机に突っ伏した。
「持つべきものは友!
咲希は"できる子"なんだから、もっと頭の良い子といなさい。」
お母さんも、うるさいな。
友達なんて勝手だし、そんなの誰だって良いじゃない。
そう思った記憶が甦る。
外の騒いでいる声が現在の孤独の私を煽るように聞こえていた。
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緋歌梨(プロフ) - 光希さん» そうなんですね!何も知らないとは言え、すいません…m(_ _)m (2021年2月2日 22時) (レス) id: ef32365840 (このIDを非表示/違反報告)
光希 - 緋歌梨さん» すみません!こっちは、澤(元夢主の名字)なんです。非常に分かりにくい表記となってしまっていたのでフルネームにさせていただきました。 (2021年2月2日 20時) (レス) id: 064d16a4fd (このIDを非表示/違反報告)
緋歌梨(プロフ) - izwさんの漢字違いますよ!“澤”じゃなくて、“沢”ですよ!! (2021年2月2日 6時) (レス) id: ef32365840 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神影光希 | 作成日時:2020年10月19日 21時