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彼に好きと言われたら F.P by朱寧 ページ5

*easy R

「おねーさん!飴あげるー!」

いつ聞いても可愛らしい声だなと思う。
彼は本当に男性なのだろうか?
それでいて、どこかこう……女の人を惹き付ける何かがあって。

「ありがとう、乱数ちゃん」
「えへっ、全然大丈夫だよー!やっぱりおねーさんは可愛いね!」

可愛いのはどっちだ。
いつも誉めてくれて、優しい君が好き。
こんなこと言ったら、困らせちゃうかな………

「ねえ、おねーさん!」
「なに?」

すると乱数ちゃんは、私の手をぎゅっと握ってきた。

「ボク、おねーさんにしかこんなことしないからね!」
「!?」

リップ音がしたと同時に、私の頬に唇の感触。

「やっぱりかーわいい。……大好きだよ。おねーさん」


*Phantom

「Aさんって、恋愛経験はお有りですか?」

……危うく皿を割りかけた。
夢野先生は私の隣人で、私が営むカフェの常連さんだ。
もう出会って一年ほどになるけど、そんな話は一切したことがなかった。

「次の作品を、恋愛小説にしようと思っていまして」
「先生は、経験ないんですか?」
「……そうですねえ………経験というか……今、ですね」

今か。
……私、胸が苦しいような。

「とても素敵な人です」
「そう、なんですか……」
「最近は小生に、どんな食べ物が好きか聞いてきます」
「え」

それって。

「あと、最近少し珈琲の味が変わりました、小生の好みの味です」
「あの……」
「ねえ」

カウンター越しに、手をとられた。引き寄せられて、耳元で囁かれる。
「………期待しても、良いんでしょうか」

『小生ね、貴女の事好きなんです』


*Dead or Alive

「なあ、頼みがあるんだけど」

大体予想はついている。
ねえ、帝統。

「今日は裸じゃないんだね、よかった」
「お金貸してください!!」

私の部屋で土下座しないでくれ……
と思いつつ、財布から一万円札を取り出した。
つくづく甘いな、私。

「はい。大事に使ってね。」
「……悪いな……本当情けねえ」
「あはは!今さら何言ってんの……何なら家泊まってく?なーんて」
「………俺、お前の事好きだわ」

………ん?
今すごいこと言った?帝統顔真っ赤。
いや、私も赤いよ。
「あーっ!悪ぃ、お前の事やっぱり好きだなーとか思ってたら無意識で!!」
「な、なにそれ………っ」

肩を思いっきり掴まれた。彼は真剣な顔をしていた。

「でも、本当の事だからな!俺……お前が好きだ!」

彼に好きと言われたら M byリオ→←彼に好きと言われたら M.T.C by山吹桜



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リオ(プロフ) - 朱寧さん» ありがとうございます(^ ^) (2019年3月24日 21時) (レス) id: 36457bb11b (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜(プロフ) - 朱寧さん» 分かりました! (2019年3月24日 14時) (レス) id: dc74c43e3f (このIDを非表示/違反報告)
朱寧(プロフ) - 作者様伝言の確認お願いします! (2019年3月24日 12時) (レス) id: 28fe66ac14 (このIDを非表示/違反報告)
朱寧(プロフ) - どぅるじさん» 主催者のLonさんに代わって、失礼します!リクエスト承りました!遅くなってしまいましたが、今週お題にさせていただきます!ありがとうございました! (2019年3月24日 10時) (レス) id: 28fe66ac14 (このIDを非表示/違反報告)
どぅるじ(プロフ) - リクエストお願いします!夢主ちゃんが隣で真顔で泣いてたらをお願いします! (2019年3月9日 19時) (レス) id: 90d23b1642 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lon x他3人 | 作成日時:2019年1月21日 21時

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