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腕に丁度収まるぐらいの大きさだったはずのグリムが縮み、今では手の平より少し大きなサイズになっている。
『これ、薬の効果！？』
縮む効果の薬草なんてなかったはずだけど……まさか色々混ざってこんな効果に！？
『ああ。どうしよう……』
入学式でふさわしい寮がない、と言われたユウに頭を抱えた学園長の気持ちが今なら分かる。
手持ちの薬草では大きさを戻すための魔法薬は作れそうにないし、そもそも相手は人間ではなく多分魔獣。
お先真っ暗、完全に手詰まりだ。
「ふなっ！？」
問題の元凶であるグリムの声が聞こえて顔を上げると、なんと更にグリムが縮んでいく。
「グリム！！」
「まだ縮むのか！？」
「ふなー！？」
結局縮むのが止まった頃には、グリムは手の平に乗るサイズになっていた。
「ぷっはは！もう猫じゃなくてネズミじゃん！！」
「凄いな、こんなことが起こる場合もあるのか」
『エース君は笑わない！デュース君は感心しない！』
危機感のかけらもない2人を咎める。
とにかく急いで元に戻れる薬を作らないと。
「あっグリム！」
「ふなー！！」
小さくなったグリムは何かに驚いたのか、ユウの手からぴょんっと下りて教室の床を走る。
「あっおい！」
『ちょっ、危ないから！』
デュース君と私の静止も聞こえていないようで、グリムは私達の足の間や椅子の下を走り回る。
「ふなっ！ふなっ！」
「おい！うわっ」
そして走っている勢いそのままにエース君の腕に飛び移ると、そのままエース君の肩に登り、窓に飛び移ろうとする。
『それだけはやめて！』
急いでグリムの目の先にある窓を閉めると、間一髪でそのすぐ後にグリムが窓に飛んでくる。
『今すぐ扉も窓も全部閉めて！』
「はい！」
私の鋭い声に突き動かされるように3人はそれぞれ窓やドアを閉め、密室の空間を作り出す。
これで最悪の事態は防げたけど……。
カリカリと小さな爪で窓を引っ掻き外に出ようとするグリムを見て、再び頭を抱える。
どうしよう……。
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私ツイステのキャラ全員推しなのと逆ハー&愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員(生徒はもちろん、教師、他校、チェカなどにも)に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (4月30日 22時) (
レス) @page19 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - きのこさん» 嬉しいです！ありがとうございます！アズールの意外とすぐ照れるところ凄い可愛いですよね〜弄りたくなっちゃいます笑 (2020年11月7日 15時) (レス) id: d418246017 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 17話の最後の部分でアズールが照れてる部分あるじゃないですか？...可愛過ぎません？おかげさまで友達(リリア推し)と悶えましたw (2020年10月30日 2時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - 雪華さん» トランスフォーマープライム……ちょっと分からないです。すみません。 (2020年10月10日 12時) (レス) id: d418246017 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - トランスフォーマープライムは知っています？ (2020年10月9日 18時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノ | 作成日時：2020年9月21日 18時
