天才演出家の双子の妹(プロセカ) (ページ5)

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三話ページ5

自己紹介をして担任に席を教えられる。

Aの担任「じゃあ神代の席は…お、天馬の隣の席が空いているな。じゃあそこに座れ」

『はい！分かりました！ありがとうございます！』

演技がバレないくらいに出来るだけ自然に明るく振る舞う。面倒くさいな。でも昔よりはマシだ。そんなことを思いながら席に着くと担任に天馬と呼ばれた男子が僕に話しかけてくる。

天馬「オレの名前は天翔けるペガサスと書き天馬！世界をつかさどるとかき司！その名も、天馬司！！お前、神代と言ったな？さては類の妹か姉か？！」

この人、類のことを知っているのかな？質問されたし答えなきゃ

『初めまして！私は名前は神代Aだよ！てんつかくんって呼んでもいいかな？』

呼び方は適当。呼びやすそうだし。てんつかくんって。

司「て、てんつかくん？！その呼び方は初めてだな！ああ！どうとでも呼ぶと良い！何せ、オレは未来のスターだからな‼︎」

『そうなんだ！じゃあ私、未来のスターとおしゃべりできたね！てんつかくんが今よりもっと有名になったら自慢できちゃうね！』

取り敢えず明るくそれっぽい言葉を紡ぐ。出来るだけ無邪気に、明るく。

司「ああそうだろうそうだろう！もっと喜んでも良いぞ！それより、さっきの質問に答えてくれるか！？」

『あ！そーだったね！ごめんごめん、忘れかけてたよ。私はおにいちゃ…類の双子の妹だよ！てんつかくんは類とどういう関係なのかな？』

司「オレか？オレはフェニックスワンダーランドでショーをしているぞ！類は演出家兼役者として一緒にショーをしている！オレと類の他にも2人ショーをしている奴がいるぞ！」

『そうだったんだ！凄いなぁ！高校生でショーキャストだなんて！類も演出家向いてるはずだよ！』

うんうんと相槌を打つ

司「そうだ！A‼︎今日放課後暇か？暇ならオレ達のショーを見に来てくれないか？！」

そう言って、てんつかくんは嬉しそうにチケットを差し出した。
放課後は特に用事なんてないし行っても問題ないだろう。
僕はチケットを受け取りながら

『ありがとう！じゃあ放課後フェニランに行くね‼︎』

と言った。てんつかくんは嬉しそうに

司「ああ！」

と返した。

そんなこんなで一日の授業が終わった
転校した理由を聞いてくる子が何人かいたが

『ごめんね。今度でも良いかな？』

と断って置いた。せめてもの延命処置だ。思い出すのには覚悟がいる。