クレームブリュレ２【mmkj】 (ページ3)

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●クレームブリュレ　47 ページ3

sh「でも高校で離れちゃえばそうはいかなくなって、けど自分にとってどうでも良いヤツと会話するくらいなら孤立して良いやって思ってた」
fk「そんな時に康二が？」
sh「そう」

最初は何で俺なんかに話しかけてくるんだろうと思った。

クラスメイトとして見てきた康二は明るくてお調子者でクラスの人気者の印象。

だからこそ孤立してる俺が可哀想に見えたんじゃないかって、その時はそう思った。

そんな理由で話しかけるなら絶対仲良くならないって思ってたなぁ。

sh「康二が一番最初に俺に話しかけた言葉なんだと思う？」
fk「さすがに分かんないけど…仲良くしようよ的な？」
sh「『しょっぴーの顔が好きで見てるだけじゃ足りないから話しかけた！』って強烈すぎて今でも覚えてる」
fk「ははは！なんだそれ、康二すげぇな」

しょっぴーって勝手にあだ名付けてるし、顔が好きも結構なパワーワードだし。

コイツがクラスでそういう立ち位置にいることに何となく理由が分かった気がした。

今思えば俺はその一瞬で心を掴まれたんだよな。

sh「康二は俺をみんなの輪に入れようとはしなかった。ただ本当に康二が話したくて俺に話しかけるっていうのが暫く続いて」