八章 1 ページ9
※注意※
番外編は一旦終わりです。
こちらから本編の続きに戻ります。
−−−−−−−−
ピピピピ…
AM7:00 スマホのアラームが起床の合図を鳴り響かせる。
いつもなら半分寝ぼけながらアラームを止め、二度寝、三度寝をかましてるところだが、今日はむくりとベッドから起き上がり洗面台に向かう。
髪をかき上げて鏡を見れば、下瞼にくっきりと浮かび上がっているクマ。
「やばい…眠れんかった…。」
朝一番の独り言。
そう、この17年間、不眠なんてものには無縁だったこの私が、珍しく昨日はまったく寝つくことが出来ず、こうして朝から悲惨な顔面で朝を迎えてしまったのである。
原因はわかりきってる−−−
(前言ってた土方先生の好きな人って誰ですか?)
(なんだよ、お前…今日は随分積極的なんだな?)
(あ?誘ってきたのはお前の方からだろうが。)
昨日の記憶が鮮明に蘇る。
鏡の前の自分の顔がみるみるうちに赤く染まっていき、ぞわっと鳥肌が立った。
「どこぞの恋愛少女漫画シチュエーションやねん!変態土方あああ!」
バッターンッ!!!
恥ずかしさのあまり大声で叫びながら壁に自分の頭を打ち付ける。
朝から愛娘の奇行を目の当たりにしてお母さんやお父さんが心底不安そうな顔をしていたけど、今は放っておいて欲しかったので適当にごまかし早々に家を出る。
ああ、家にも居たくないけど、学校にも行きたくない。
このままいっそ消えてしまいたい…。
そんな願いも虚しく、気づけば私は学校の目の前。
憂鬱な気持ちを抱えながら校門をくぐった。
「A〜〜っ!グッドモーニングッ!」
「どーも、こちらは絶賛バッドモーニングだよ、さっちゃん。」
「えっ、どうしたのよ、あんた死人みたいな顔してるわよ…。」
さっちゃんは今日も相変わらずのハイテンションなご登場デスネ。
「…私もうお家帰りたい。」
「登校して早々に何言ってんだ。」
?!!
後ろからクシャっと頭に手を置かれ、慌てて顔を上げる。
「わああ!」
「な?!なんだよ、いきなり。」
「変態土方!」
「おまえ退学させられてぇのか。」
今日一番会いたくなかった人物がそこにいた。
てゆうか急に出てくんの反則だから!!!
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メイ(プロフ) - 美緒さん» 美緒さん!素敵なコメントありがとうございます!そして返事が遅くなりごめんなさい(´;ω;`)す、好きだなんて!嬉しい!私はそんな美緒さんが大好きです!← 更新停滞してましたがこれからどんどん更新頑張ります!やる気の出るコメありがとうございました!らぶ! (2019年7月24日 2時) (レス) id: 4ae3c296b6 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - 赤珠(仮)さん» 赤珠さん!素敵なコメントありがとうございます(´;ω;`)嬉しすぎる…!コメ返かなり遅くなってしまい申し訳ないです。(ジャンピング土下座)私の妄想小説にドキドキしてくださってるなんて…もう!赤珠さん!好きです!本当にありがとうございます!更新頑張ります! (2019年7月24日 2時) (レス) id: 4ae3c296b6 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - とても好きです!こんなこと言うのはおこがましいですが、早く続きが読みたいです!頑張ってください!星つけられるなら何個でも付けるのであ (2019年7月4日 1時) (レス) id: 27f4f840cd (このIDを非表示/違反報告)
赤珠(仮) - 一気に読んじゃいました…。夢主ちゃんと土方先生のドキドキ展開が最高です!!もっと伸びるべき!! (2019年6月15日 16時) (レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - たいやきさん» たいやきさん、コメントありがとうございます!もう小説読んでもらえるだけで嬉しいのに星まで押してくださるとか神対応すぎて嬉しいすぎて倒れます(´;ω;`)感涙。ありがとうございます! (2019年4月30日 1時) (レス) id: 4ae3c296b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メイ | 作成日時:2019年4月1日 23時