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ドカッ−−−
「痛っ!おい、何すんだテメェ!」
「うちの生徒に何か用か?」
「はぁ?誰だよおまえ!」
どうして……
私は迷惑ばっかりかけて、
何ひとつ、いい生徒じゃないのに…。
「だから…、こいつの担任の教師だっつってんだろッ!」
気づけばいつも、
私が困った時、助けに来てくれるのは、
土方先生だった。
「ヒィイ!」
「いつまで汚ねぇ手でそいつの手触ってんだよクソが!」
バキッ…!
目の前で男の人達を一瞬で倒していく先生は
まるでアニメのヒーローみたいで
「ギャー!す、すみませんでしたぁああ!」
二人組の男たちは半ベソかきながら一目散に逃げていった。
「土方せんせ…、」
慌てて先生の方へ駆け寄って、お礼を言おうとした。
だけど、
「おっまえなぁ!!まじで ア ホ か!」
「わあああ!ご、ご、ごめんなサイィィイ!!」
「あんなに迷子になるなっつったのに!毎回毎回心配かけさせやがって!だいたい、なんで携帯繋がらねぇんだよ?!」
案の定、土方先生はお怒りの様子で、
私の頭を片手でグリグリと掴みながらノンストップのお説教。
周りの交通人さんが心配そうにこっちを見てる。
ああ、もう今回ばかりは反論する言葉もありません…。
でも、
土方先生が来てくれて良かった。
安心で緊張の糸が切れたのか、知らない間にボロボロと涙が溢れてきて
「うぇっ…ヒック…、ひじかた、せんせ、」
「おい、話聞いてんのか…えっ?Aっ?!」
「うわあああん!怖かったぁあああ!」
気づいたら土方先生の胸に抱きつくようにダイブ。
「ばっ、馬鹿、おまえ、迷子で泣く高2がどこにいんだよっ!」
そう言いつつも、優しく胸に引き寄せてくれる先生。
ああ、もう、まいっちゃうな
甘やかせすぎだよ、先生
こんなんじゃ私
ほんとうに
先生のこと好きになっちゃうかもしれないじゃん
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メイ(プロフ) - 美緒さん» 美緒さん!素敵なコメントありがとうございます!そして返事が遅くなりごめんなさい(´;ω;`)す、好きだなんて!嬉しい!私はそんな美緒さんが大好きです!← 更新停滞してましたがこれからどんどん更新頑張ります!やる気の出るコメありがとうございました!らぶ! (2019年7月24日 2時) (レス) id: 4ae3c296b6 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - 赤珠(仮)さん» 赤珠さん!素敵なコメントありがとうございます(´;ω;`)嬉しすぎる…!コメ返かなり遅くなってしまい申し訳ないです。(ジャンピング土下座)私の妄想小説にドキドキしてくださってるなんて…もう!赤珠さん!好きです!本当にありがとうございます!更新頑張ります! (2019年7月24日 2時) (レス) id: 4ae3c296b6 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - とても好きです!こんなこと言うのはおこがましいですが、早く続きが読みたいです!頑張ってください!星つけられるなら何個でも付けるのであ (2019年7月4日 1時) (レス) id: 27f4f840cd (このIDを非表示/違反報告)
赤珠(仮) - 一気に読んじゃいました…。夢主ちゃんと土方先生のドキドキ展開が最高です!!もっと伸びるべき!! (2019年6月15日 16時) (レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - たいやきさん» たいやきさん、コメントありがとうございます!もう小説読んでもらえるだけで嬉しいのに星まで押してくださるとか神対応すぎて嬉しいすぎて倒れます(´;ω;`)感涙。ありがとうございます! (2019年4月30日 1時) (レス) id: 4ae3c296b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メイ | 作成日時:2019年4月1日 23時