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−−−今日の放課後に、またここに来てください。じゃあ、待ってるんで。−−−


結局…上手く断る言葉も見つからず。


「ついに放課後になってもーた…。」

土方先生は帰りのHRが終わったら何も言わずに職員室にさっさと戻っちゃうし。

なんだかんだで、今私は約束通りにこの一年生のフロアに来て総悟くんを待ってしまっている。


「はぁ…どうしよう。」

パンケーキは食べたいんだけどさ。

総悟くんだって凄く良い子だし。

補習、サボれてラッキーじゃん。

ラッキーな…はずなんだけどな。



−−−俺の補習は別に強制させてるつもりはねぇ。−−−

「…、」


なのになんで、あの時の元気のない土方先生の顔ばかりが頭に浮かぶんだろう。





大して働かない脳みそを抱え、廊下の壁に項垂れる私。他生徒から見たらただの不審者である。

そんなことをしていたら突然向こうから歩いて来たいかにもチャラそうな男子が不意に声を掛けてきた。


『あれ?Aじゃん?今日は補習じゃねぇのー?』

「え?…誰?」

なんとなく見たことある気がするけど、名前が思い浮かばず、つい失礼な返事をしてしまう。
話しかけてきた男子は一瞬表情を曇らせたけど、気にしないふうにまた話を続けてきた。

『いやいや、俺ら同じクラスだし。Aヒドいなぁ。』

「ご、ごめん。クラスの人の名前覚えるの苦手で。」




ほら、私、土方先生のお墨付きのポンコツ生徒だからさ。



「…ところで何の様?」

『暇なら今から一緒に遊ばねえ?』


えええ。いきなり何事!
名前も覚えてない男と遊びに行く程わたしは軽くないぞよ。

「暇じゃないから…。」

早く帰ってくれないかな、なんて若干面倒臭く思い適当にあしらう。だけどそんなの御構い無しな感じでその男子はいきなり私の腕を掴んできた。

「ちょっと?!」

『つれないこと言うなよな〜。いいじゃん、少しくらい。俺さ、前からAのこと可愛いって思ってたんだよね〜。』

「はぁ?やめて…、」

引っ張られた腕にグッと力を込められて、驚いて抵抗しようとした時だった。







ガシッ………


「A先輩、嫌がってるんで。辞めてもらえます?」

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ばりお。 - ぎゃぁぁあ!!!!土方さんカッコよすぎる。私得だ…( ´∀`) (2019年8月1日 22時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メイ | 作成日時:2019年3月20日 15時

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