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「はぁっ、はぁ、ゼエゼエ…。」

「なんとか撒いたみたいですね。」

「し、死ぬ…、心臓が…、心拍数が…。」


恐るべし速さで後輩くんに連れられて、気づけば駅からかなり距離のある学校の目の前までダッシュで到着していた。

「あ、なんか、すごいね…うん、君。り、陸上部か何かかな?はぁ…はぁ。」

「しがない帰宅部でサァ。」

…そうなんだ、陸上部、推薦してあげるよ…。

「でも…何はともあれ、助かりました。ありがとう。」

この後輩くんのお陰で、変態高杉先輩にホテルに拉致されなくて済んだんだ。
感謝感激でしかない。

「どういたしまして。」

ぱっと、繋いだ手が離れる。

「次は気をつけてくださいね。まぁ、電車の時間変えるとか。 」

「そだね、」

しばらくは高杉先輩を警戒したスクールライフになりそうだ。

「そろそろ行かないと、遅刻でさァ。A先輩も、急いだ方がいいですぜ。」

「わ!本当だ!土方先生にまた怒られる!!」

「土方…。」

「ん?」

「…なんでもないでさァ。じゃあ、また。」

「うん!バイバーイ!」


大きく手を振って、昇降口で後輩くんと別れ、私は小走りで教室へ向かった。







あれ?そういえば、今の後輩くん、なんで私の名前知ってるんだろう???


キーンコーンカーン…

「わああ!やばい、やばい!」

そんなことを考えてたら始業の予鈴がなってしまい、まぁいっかと、私は足早に教室へ向かった。

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ばりお。 - ぎゃぁぁあ!!!!土方さんカッコよすぎる。私得だ…( ´∀`) (2019年8月1日 22時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メイ | 作成日時:2019年3月20日 15時

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