37 ジャム２ ページ37
「おじゃまします〜！蘭！すぎるさんと一緒に作ったよ〜たべて！」
「お、柿ジャムじゃんか…ん、んぐーー！」
「蘭たん、貸しーや」
強く締めすぎたせいかジャムの瓶を開けられずに苦戦する蘭の手からすぎるさんが笑いながらひょいと瓶を奪い簡単に蓋を開けては、容易していったパンにジャムを塗って口に運ぶ蘭を、すぎるさんと私がワクワクした表情で見つめる。
「蘭、おいし？」
「どうどうどう？」
「……」
「どうどう？」
「……んふふふ、んふふふ…あ、これおいし、いね」
「わ〜〜！！ほんとに？美味しいよねえ〜」
「はは！よかった！」
普段あまり笑顔を見せない蘭が頬を緩めたように笑うと、作った私たちもハイタッチを交わして嬉しくなっては釣られて笑った、蘭に続いてジャムをクラッカーに挟んで食べる。
「今度は蘭も一緒に作ろう？楽しかったよ〜」
「めっちゃ簡単やから一緒に作ろうや！」
「ん〜、まあAが一緒ならやるかな」
「なんでや！俺と二人でもやってや！」
「やだよ」
「まあまあ、みんなで作りたいね、次はなんのジャムにしよっか？」
いつもの二人の軽い悪ノリを簡単に抑えるように声かけしては、香りの良い力作のジャムに酔いしれる。スーパーで買った安い柿でこんなに美味しいものが作れるなんて知れたのがとても嬉しくて、これを機にジャム作りに私が夢中になったのは言うまでもない。
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lllsaitoulll(プロフ) - かびさん» ありがとうございます！ペース遅めですがよけえば楽しんでいってください！ (2020年6月9日 1時) (
レス) id: 9c4d7f9ca9 (このIDを非表示/違反報告)
かび - 楽しませて貰ってます！更新待ってまーす！ (2020年6月8日 12時) (レス) id: a6577ee058 (このIDを非表示/違反報告)
lllsaitoulll(プロフ) - キアンさん» コメントありがとうございます(^O^)がんばります！ (2020年6月6日 1時) (レス) id: 9c4d7f9ca9 (このIDを非表示/違反報告)
キアン(プロフ) - おわ〜展開が気になります！更新頑張ってください！ヾ(≧∀≦*)ﾉ〃 (2020年6月5日 7時) (レス) id: dc2584af8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斉藤 | 作成日時：2020年6月2日 1時
