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東郷はどんな仕事をしているのかは教えてくれず分からなかった

けど、子供の私でも分かった事がある
それは、



「普通じゃない。」



 



 



それから私は東郷に色々な事を教えてもらった


算数に国語、それから英語だって。

時に、銃の使い方や使うタイミング、と訓練をした


沢山教えてもらったけど東郷はいつも口癖の様に



 



「必要ない事は覚えるな、全て切り捨ててしまえ。」



 



と、言っていた



 
東郷に教えてもらっていたから学校には通っていなかった



だから私は、友達が居なかった。


別にいい。
夜中にトイレも一人で行けるし、一人なんて平気だ。


それに、もう慣れてしまった。



 
そんなある日。



 



「Aー、お使い行ってきてくれ」



 



『えー?仕方ないなぁ。』



 



買うのは豆腐に白菜、牛肉に玉子。
やった、今日すき焼きだ。


公園の側を通ると同い年位の子が遊んでいた



なるべく見ない様にしていたけど運悪く、
その子達が使っていたボールが足元に転がってきてしまった。


仕方なく拾うと走ってきた男の子が



 



「ありがとう!!」



 



と笑顔で答えた


何を思ったのだろう、



 



『私も混ぜて』



 



自然と口が動いた


男の子は目を輝かせて



 



「うん!一緒に遊ぼう!!
俺は松野おそ松!!」



 



と言った

希望に満ちた、あの目の輝きが今でも忘れられない。



 



『東郷、A…!
よろしくおそ松君!』



 



【初めての友達】

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作者名:キヤラメル | 作成日時:2019年9月2日 19時

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