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無駄に響いた発砲音
妙に臭い煙の匂い
今でも耳に残る貴方の声
それは、嘘偽りない本当の話。
「お父さん!!!お母さん!!!」
近くに駆け寄る幼い六人の子供達
男の子は泣いてはいけない、
なんて、よく言われているがそりゃ泣くだろう
何せ最愛の両親が目の前で殺されたのだから。
泣き叫ぶ者、
絶望する者、
自ら死のうとする者、
それを止める者、
事実を認めない者、
様々な悲しみ方の中ただ、一人だけ__。
「ッ、俺はっ!!
絶対にお前を許さない!!
地獄の果てまで追いかけて!!
いつか必ずお前をぶっ殺してやる!!!」
大好きだった、
愛しかった貴方が。
あぁ、やっぱりもう名前で呼んでもらえなくなったんだな
何て、自虐気味に笑ってみたり。
それでも、嬉しかった
どんな形だろうと貴方に想い続けてもらえるのだから。
いつか必ず、私を殺しに来てくれるん
絶対、約束だよ?
その日までずっと、待ってるから__。
『どうも、松野おそ松さん。
私の事、覚えているでしょうか?』
「どうも、鈴本Aさん。
あんたの事、憎い位覚えているよ。」
【10年ぶりの再会】
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作者名:キヤラメル | 作成日時:2019年9月2日 19時