第127話【masai side】 ページ27
シルク「うわ、なんか土手久々だなー!」
モトキ「ぺけ大丈夫?転けないでね?」
ペケ「大丈夫〜」
良かった、皆予定無くて。
学校では気を張って過ごしてるんだから、やっぱり息抜きは必要だよな。
シルク「ん?マサイ何それ?カメラ?」
マサイ「うん、親父に貰ったの」
シルク「へぇー、結構立派なカメラだな」
マサイ「皆のこと撮っていい?」
シルク「えっ、撮ってくれんの?」
ほら、シルクは絶対乗ってくれるって思った。
他の皆も興味はあるらしく、カメラ前でポーズをとってくれる。
マサイ「動いてても大丈夫、俺が勝手に撮ってくから」
ンダホ「ブレない?」
マサイ「マサイの趣味はカメラなんで。腕はあります」
ダーマ「それ撮ってどうすんの?」
マサイ「んー、卒業式も近いしアルバムでも作ろうかなって」
『アルバム…』
マサイ「俺今が一番楽しいからさ。多分この先も今が一番になると思う」
だからこの時の思い出は曖昧にしたくない。
初めて出来た信頼出来る自慢の友達はちゃんと居たんだとこれから先、落ち込んだり歩みを止めそうになる自分に向けて言ってあげたい。
少し重いかな。
シルク「良いよ」
マサイ「え?」
シルク「俺達の大事な思い出残してくれんだろ?」
『格好良く撮れよな』
マサイ「ありがとう…!」
シルク「今多分、各々大変な時なんだろうけどさ…俺達は俺達じゃん?何か俺、アイツらに気遣って学校いんのしんどいわ」
ペケ「俺も俺も。相手に怪我さして大会出るようなちっせぇ奴にビビるのも馬鹿らしいよね」
ザカオ「皆、ダンスって楽しいよ?自分の好きな事やるの超楽しいよ?」
シルク「そっか、お前はほぼいつも通りだもんな。今度教えてよ、ダンス」
ザカオ「よっしゃ、なら明日の昼休み皆でダンスな!」
『俺リズム感ないけど大丈夫?』
ザカオ「大丈夫大丈夫!」
あ、何時もの皆だ。
今日誘って良かったな。
やっぱりお前等は笑顔でいた方が良いよ。
シルク「マサーイ!俺今から川飛び込んで飛沫上げるから撮って!」
マサイ「良いけど怪我するなよ」
第128話【silk side】→←第126話【masai side】
87人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:憐 | 作成日時:2018年6月14日 12時