90話 ページ13
mr「あんた消せば終わるんでしょ？全部」
『さぁな…それはあいつ次第や』
mr「まぁどうでもいいけど。どうせふたりとも消すし」
ミラが銃を構える
一番効率が良くて確率が高い方法は……
……多少リスクはあるけどまぁいいか
スパイの証拠の入った袋をチーノに渡して
銃を持ったミラの手を蹴り上げた
ミラの手から離れた銃は宙を舞い、足元に転げ落ちる
『チーノ！走れ！』
ci「っ…」
チーノが部屋を出ていき走っていく
誰でもいいからこのことを伝えてくれ
それでミラが捕まって葵が死なないならそれでいい
そやなぁ…私が死んだらヒロインは葵に任せよかな
mr「素手と銃。勝てると思ってんの？」
『可能性が０じゃない限りやるしかないんよ』
お互いが動いたとき
インカムがピピッと音を鳴らした
gr＜総統室に来い。今すぐだ＞
いつもより数倍威圧がある声に、ピタッと体が止まった
数秒止まった後ミラが銃をおろして部屋を出ていった
このまま行っても捕まるだけやのに
異常なほどに潔いミラに不吉な予感がした
さっき通信が来たとき、インカムは２色に光っていた
ということは私とミラにしか通信が行ってない
ならグルッペンのところには今誰もいない…？
『やば……っ』
部屋を飛び出してグルッペンの部屋まで走る
そんなに長くないはずの廊下が、いつもの倍長く思えた
『グルッペン！』
勢いよく総統室の扉を開けると
中にはミラとチーノとグルッペンとショッピとロボロがいた
気配的にダクトのなかにゾムもいるのだろう
gr「さて…話を聞こうか」
ルビーのような真っ赤な瞳と視線が交じる
いつものグルッペンじゃなく、総統としてのグルッペンの眼差しに変な緊張が走る
証拠は揃っているとはいえ、かみぶくろの事を知らないグルッペンは信じてくれるだろうか
これで失敗したら終わりというプレッシャーも重くのしかかってくる
syp「ワイは味方ですよ」
『っ…グルッペン。葵はスパイじゃない』
ci「ミラ…です」
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俺 - かみさん！！！すげぇ、なんか…、めっちゃ！よかった！…です！(語彙力喪失中)図書館の「〜〜話」みたいなのは全て実際に作った話ですよね？だって、「推しが撮りたい誰よりも強い忠誠を誓った少女の話」読んだことあるから！ (11月4日 17時) (
レス) @page25 id: 93217855e3 (このIDを非表示/違反報告)
雲裂陸(プロフ) - この人本当に小説家デビューした方がいいよ、、、、、、、、（感涙） (7月12日 13時) (レス) @page25 id: e4b76dac92 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - 無名さんさん» 全部わかってもらえるとは正直思ってなかったっす（） (2023年1月15日 12時) (レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - 98話のやつ全部わかるとなんか感動……みんな主人公(夢主)を思い出すと…あれ、おかしいな……目から水が……… (2023年1月15日 10時) (レス) @page21 id: 2e8045659d (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - (*≧∀≦*)さん» うぇぇいやったぁぁめっちゃ褒めてもらえるゥゥ!（コメントありがとうございます！） (2022年10月5日 19時) (レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かみぶくろ* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okjhgf/
作成日時：2022年3月16日 1時
