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『うう…寒くなってきた』
あの人と話してるときはあまり感じなかったが、かなり寒い。
タオル一枚だし、扇風機もガンガン回ってる。
「なあ、この部屋着しかなかったんだけど、ダサくねえ？」
『わっ！！』
急に背後から声が聞こえて、慌てて振り返る。
『別に、ダサくなんてないですけど』
「ピ●チュウじゃん」
ピ●チュウを貶してくるこの人。
『別にダサくてもいいです。着替えるんであっち向いててください』
「あっそ」
そう言って彼は後ろを向いた。
それを確認すると、私は巻いてあったタオルを取り下着をつけた。
「そこそこでかいんだな」
『！？何が！』
彼はいつの間にか、こちらを向いていた。
「胸」
そして短く言う。
『いやあの、見ないでもらえます？？』
え、この人こういう人？？
隠れ変態とか？
全然そういうイメージないんだけど。
「ごめんなさい」
『思ってないでしょ』
「いいからさっさと着替えろ」
『ごめんなさい』
彼は再び後ろを向いた。
私は、お気に入りのピ●チュウのTシャツを上に着て、ズボンもはいた。
『終わりました』
「ん。…やっぱだせえよ。それ」
着替え終わってもまだピ●チュウを貶してくる。
まあいいや。言える立場じゃないし。
『あの、助かりました。ありがとうございます。』
「ああ、明日絶対来いよ。逃げたらお前のカップ数言いふらしてやる」
『私、カップ数言ってませんけど』
「Dくらいだろ」
『…』
何この人。
怖すぎない？？
続く (更新停止中)
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作者名：おにす | 作成日時：2018年3月10日 19時
