リヴァイ兵長 (ページ14)

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これが奇跡と呼べるならばページ14

『リヴァイ兵長』

「…A………？A、なのか？」

『はい』

「死んで、ねぇ…のか…？」

『はい、生きてます』

「ほんと、うに…？」

『はい、兵長…ごめんなさい…』

Aの目から涙が溢れる。

俺の目頭も熱くなって

やがてこの熱が頬を伝った。

「…っ!!!!!!Aっ!!!!!!A…っ!!!!!!」

ただ必死だった。

もう離したくなくて、
どこにも行かせたくなくて、

『兵長…っ好きです。』

Aの目からまた涙が零れる

「あぁ、俺もだ…」

Aの口に食べるようにキスをする。
もう離さない、離したくない、

舌を入れて、上顎を舌でなぞって

一つ一つを確認するようにゆっくりと長いキスをする。

「…はぁ…っ」

『ん…ふ…ぅ』

キスを終えたあと、ついこんな声が漏れてしまった。

「お前と両思いなんて、まるで奇跡だな。」

すると、Aは優しく涙を目に溜めて笑って

『じゃあ、これが奇跡と呼べるならば、今私がここにいることは、魔法ですね。』

──と、言った。

もう二度と離さない。

そう決めた。

「なぁ、A、俺と結婚してくれないか？」

『はい、喜んで…』

優しく触れるだけのキスをした。