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Aside
ーーー
.
知り合いなの?友達なの?
それとも兄弟とか?
ってあらゆる思考回路を繰り広げてると
太「…ははっ。
A、全部声に出てたよ。」
宏「俺達は、昔同じ森に住んでたの。
けど、訳あって太輔だけこっちの森に
引っ越してきたんだ。」
って、答えてくれた2人。
『…え?え?
えっと…ごめんなさい、
状況がよくわかんなくて…』
太「ん、いいよ。
詳しい話はおいおい話すからさ。」
宏「…太輔。
この子、太輔の家探してたみたいだぞ。
なんか用があったんじゃないの?」
太「え?そうなの?」
『あ、はい。
でも、道に迷っちゃって…』
太「ふふ、そっか。
んじゃあ、俺んちでお茶でもする?」
ふわって優しく笑う太輔くんをみて
『いいんですか?』
パーって笑顔になるのが
自分でもよくわかった。
太「もちろん!
よかったら、宏光も……って居ない。」
さっきまで、隣にいた宏光さんの姿が
見当たらなくて…
神隠し?!
迷子?!
って慌ててると
太「神隠しでも迷子でもないから大丈夫。
あいつは昔からあぁいうやつだから。」
『…あ、また声に出てました?』
太「うん、バッチリね。
ほら、おいで?
美味しいハーブティがあるんだ。」
って、
さりげなくエスコートしてくれる太輔くん
.
少年のような宏光さんと
こんなにも紳士的な太輔くん
さっきの2人の間に流れる異様な空気は
何だったんだろう。
私がそれを知るのはもう少し先の話。
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作者名:Bear | 作成日時:2016年3月26日 11時