検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:23,028 hit

9 ページ9

Aside


ーーー


.







「ごめんな。
ここまでしか送ってやれなくて。」






『ううん、ここから家も近いし平気だよ。』






「そっか。ならよかった。」







森の出口まで太輔くんに送ってもらって
早く行かなきゃいけないのはわかってるんだけど
なんだか名残惜しくて、足が進まない。






.





『………太輔くん。』






「ん?」








『今日は本当にありがとう。
太輔くんが助けてくれなかったら私…』







「俺も…ありがとう。」






『…え?』







「久しぶりだった。
こんなに楽しい1日は。
Aと過ごせて楽しかったよ。
ありがとうな。」



.





.







ありがとう___



そういいながら赤いずきんを被った私の頭を
ポンポンって撫でる太輔くん。





.








「ほら、早く行きな。
きっとママさん心配してるよ。」






『う、、うん。』







.






そのまま背中をポンって押されて
森から1歩出る。






.





.








ハッと後ろを振り向いた時には



もう太輔くんの姿はなかった。







.







___森の中のオオカミさん…




___紳士的なオオカミさん…





___オオカミ太輔くん……





.





『また……会えるよね?』





.

太輔side→←8



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 藤ヶ谷 , 赤ずきん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Bear | 作成日時:2016年3月26日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。