幼女になりたいと願ったが、重たい設定は望んでない【名探偵コナン】

にじゅし ページ38

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デコレーションも終わり、迎えまで時間があったせいかうたた寝をしてしまった。


「今日は朝からすみません」


久しぶりの抱っこされてる感覚に目を開けようとしたら、上からリシさんの声。
･･･え？抱っこしてるのリシさん？？
薄目を開けると目に飛び込むはリシさんのシャツ。

やったー！久々の抱っこだー！！！


「いえ。ちょっとお昼寝の時間が取れなかったので寝ちゃったんですけど、家に帰る前には起こしてあげてください。
絶対ですよ？」

「は、はい･･･」

「あと、これとこれを家に着いたらすぐ、すぐにAちゃんに渡してください。
絶ッ対に中を覗き見しないでくださいね！？」

「わ、分かりました･･･」


レイチェルさんの圧ェ･･･
目をつぶっててもすごい剣幕なのが伺える。
そこまで釘刺さなくても大丈夫ですよ


「･･･あと、Aちゃんとしっかり話をしてあげてください。
少ししか一緒に過ごしてませんが、娘のような愛着が湧いている彼女を悲しませるようなことは許しません。
​──Sehingga masa itu tida.」

「･･･Saya fahan.」


あの、途中から言葉変えるのやめてもろて･･･

まぁいいや、リシさんが力を加えてくれたんでそれで起きたことにしよ


「ん...れー、ちぇ？」

「残念だけど僕です。
迎えにきたよ」

「りし おかえり」

「ん、ただいま。
歩く？」

「や！
れーちぇ ありがと、またね」


せっかくの抱っこを堪能してやるんだから！

レイチェルさんに今日のお礼を伝えてから家に帰る。
久々の抱っこなので車から降りる時にせがんでみたらOK出ました！


「･･･りしのだっこすき」

「今日だけだよ」


けち、と小さな声で言ったけれど、抱っこされているからか拾われてしまった。

｢どこで覚えてくるんだ｣ってそりゃぜ...んせ......




･･････記憶(これ)は前世なのか？

自分のことについて深く考えたことなかったな･･･
まぁこの体から出ていくことは出来ないだろうし、前世でいいか！
あのクソ上司たちから解放されてるから問題はなし！

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